第14話
時は、7月21日の朝7時過ぎであった。
末の弟は、都会からひとりで来た若い女性を友人とふたりで犯した末に大ケガを負わせた。
だから、両親はきょうだいの中でただひとりの既婚者・英二に帰ってくれと求めた。
だから、レイプ事件を起こした末の弟は嫁をもらうなと
末の弟が犯したレイプ事件の責任は、既婚者である
こんなことになるのであれば、結婚なんかするのじゃなかった…
午前9時過ぎであった。
旅支度ができた
止められた
「あなた!!」
「なんぞぉ!!」
「これからどこへ行くのよ!?」
「オレは
「なんで帰るのよ!?」
「末の弟がレイプ事件を犯したから帰る!!」
「レイプ事件…」
「ああ!!…都会からひとりで来た若い女性に対して、友人とふたりで森林で犯した!!…女性は大ケガを負った!!…末の弟がレイプ事件を犯した責任は、既婚者であるオレにあるのだよ!!」
「どうしてあなたが全責任を負うのよ!?」
「やかましい!!うちの実家は男の子が嫁はんをもらっていいのはひとりだけで、あとはダメなのだよ!!男の子のきょうだいは、オレを入れて18人いる…」
「それじゃあ、あとの17人は結婚するなと言うこと!?」
「そうだよ!!あとの17人は結婚できないようになっているのだよ!!
「そんなでたらめな決まり事のためにあなたがギセイになる必要はないわよ!!」
「オレは、末の弟に代わってケームショに行くかもしれない…もう行く…
その後、
「あなた待って!!待って!!」
しかし、
その後、
この時、ゴミ箱から
しかし、
(ガチャーン!!)
その時であった。
(ピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロ…ピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロ…ピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロ…)
この時、電話の着信音が鳴った。
もしかしたら…
スマホを忘れて困っているみたい…
そう思った
「もしもしあなた!!あなたスマホを忘れたの!!…もしもし!!…」
この時、受話器の向こう側から女性のあつかましい声が聞こえた。
電話は、
「すみませんでした!!…
(ガチャーン!!)
思い切りブチ切れた
この時、
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