第6話
7月1日の午前11時半頃であった。
大広間に6人と
テーブルの上には、近所にある料亭で注文したひつまぶし重の特上セットが並んでいた。
「
「いいのよいいのよ…ねえあなた…」
「
「(ものすごくいい子の表情で)あっ、はい。」
「あの〜、おばさま…紹介します…
「初めまして…
このあと、
「まあ、プロポーズのOKをもらえたのね…よかったわね…」
「ありがとうございます…ぼく…これで家庭を持つことができました。」
近くで聞いていた
同じ頃であった。
自分ひとりだけの力で結婚相手を探すと
じっと動かずに出会いの機会を待つのはものすごくイヤ!!
うちの結婚は、うちひとりの問題よ!!
うちひとりの力で結婚相手を見つける…
またところ変わって、有松のイオンタウン内にある大垣共立銀行の店舗にて…
この日、出勤する予定だった女性従業員が『カレシが予約入れたから…』と言うて勝手に休んだ。
そのために、
この時、
上の人は、ものすごくもうしわけない表情で
「
「(ものすごくいらついた声で)なんでしょうか?」
「ひとつたのみたいことがあるけどかまん?」
「はい…」
「昼前ですまんけど、この書類を
「はっ、かしこまりました。」
「すまんねえ…」
上の人から大きめのふうとうを受け取った
この時、上の人が
「
「なんでしょうか?」
「もうひとつ、たのみたいことがあるけどかまん?」
「もうひとつたのみたいことって、なんでしょうか?」
「話は、来年の4月1日からのことだけど…」
「来年の話?」
「ああ…来年の4月1日から…
「育休?」
「せや。」
「おかしいですよ…」
「なにがおかしいねん。」
「男性従業員さんが育休を取ること自体がおかしいですよ。」
「おかしくないよ。」
「絶対におかしいです!!」
上の人は、ものすごく困った声で言うた。
「せやから、来年の3月に出産する予定の奥さまが育休を取れないから、ピンチヒッターで片岡くんが…」
「課長、もういいでしょ…」
「
「だからどうしろと言うのですか!?」
「
「だから、なんで
「片岡くんは、札束を数えるのが早いのだよ…
「用は、出ていけと言われたのでしょ…もういいでしょ…書面を届けてまいります…」
上の人は、
(ガーン!!)
「ああああああああああああああああああああああああ!!」
思い切りブチ切れた
(ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
7月2日から7日の間も、
オレは、1日も休まずにひたすらガマンしてがんばっているのに…
あれ見るたびに…
ホンマに腹立つわ…
男の39歳と40歳はちがうと
それはどう違うと言いたいのだ…
40歳以上の男が結婚したらいかんと言う
ふざけるな!!
7月8日の朝8時過ぎであった。
背広姿で黒の手提げかばんを持っている
この時、
「
「なんだよ~…」
「どこへ行くのよ~」
「これから出勤するのだよ!!」
「困るわよ…」
「なにが困るのだよ!!」
「きょうは、半田のおじさんがうちに来るのよ…」
「オレは勤務日だから有松へ行くのだよ!!」
「きょう1日だけ休んでよ〜」
「なんで休めと言うのだ!!」
「半田のおじさんがものすごく困っているのよ…おかーさんが職場に電話しておくから…きょう1日だけ休んでよ~」
その日の昼前のことであった。
家に
家の広間のテーブルに、5人と
7月1日に、
しかし、きのう(7月7日頃)になって
だから
話は変わって…
やむなく勤めを休んだ
「オラオドレ!!なんとか言えよ!!なんとか言えよオラ!!」
「
「ふざけるな!!」
向かいに座っていた
「
「ふざけるな!!」
「ごめんね…」
「伯母さま!!」
「おばさんは、悪気があって休ませたのじゃないのよ…おじさんとおばさんがひどく困っているから…」
「ふざけるな!!頼みごと頼みごと頼みごと頼みごと頼みごと頼みごと頼みごと…あんたらはオレにどうしろと言いたいのだ!!」
「おじさんとおばさんは、
「ふざけるな!!」
「
「チャンスとはなんや!!」
「おじさんとおばさんは、
この時、向かいに座っていた
「オドレ
「なんやオドレ!!」
見かねた
「ちょっとやめてよ!!なんで
「
「やめてよ!!」
「やかましい!!」
「ふざけるな!!なにがしあわせになれや!!
ものすごく困った表情を浮かべている
「
「オドレ
「ごめんなさい…」
「
「
「なんや!!」
「なんで
「
「落ちついてよ~」
「ふざけるな!!」
「
「だからどうして急にツゴーが悪くなったのだ!?」
「
「そんないいわけなんか通用しない!!」
「
「分かりましたよ~」
書面は、言うまでもなくテンキンジレイ交付書であった。
ものすごく悔しい表情を浮かべていた
なので、
「
「仙台の支店だと…ウソをつくな!!」
「ウソじゃないのよ!!
「それで…後始末が完了するまでにどれくらいかかるのよ?」
「そうね…15年前後…早くても5〜6年かかる…と思う…その間、
それを聞いた
「だからどうしろ言うのだ!?」
「おばさんは、
「ふざけるな!!」
(ガツーン!!)
思い切りブチ切れた
「なんやオドレ!!」
「ふざけるな
「オドレ
思い切りブチ切れた
「ワーッ!!」
(ガツーン!!ガツーン!!)
このあと、
「やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてーーーー!!」
しかし、
結局、
同時に、
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