第17話 話し合い2

皆様、どうもわたくしは、フィクサーです。

スカーフェイスは、これまで色々な人物と出会って来ました。

異世界の人、白野武、歌手、フォゲット・ミーノット…彼等彼女等の出会いが、スカーフェイスにどのような影響をもたらすのか、楽しみですね。

何より…新友であるマークを殺害した組織、ユースティティア。

派閥争いに、疲れたのか…もしくは何か別の狙いがあるのか、スカーフェイスに接近して来ましたね。

彼等、曰く、スカーフェイスを利用する気はないとの事ですが、其れは、本当か…どうか…。

何せ、今だに目的が見えないのだから、スカーフェイスも心底、困惑してるでしょう。

スカーフェイスにとっては、ユースティティアは親友の仇…だが、このままでも、問題は解決出来ない、ここで、ある種の苦渋の決断を迫られるのです。

それでは…御覧になりましょう。


※※※


「おい、あんたらは、仮に穏健派だとして、これから先は、どうする? 二つの勢力の衝突は免れないだろうよ?」


「はい、仰る通りで、この先もただ何も出来ずに事が収まるまで、静観するしかないかと…」


「それならよ、利用されるのはごめんだが、俺がボスになってやる、そして―――いや、何でもない…さっき言った事と矛盾してるようだが、神輿ではなく、この組織のボスとしてな」


マイクは、口をあんぐり開けて呆けた表情で、いた。

だが、意外にその提案に乗ってきた。


「スカーフェイス様…いや、ここでは、本名を言うべきですな、貴方の名前は…ガーベラ・バルベラ」


「ガーベラ・バルベラか…それが俺の名か…」


俺は自分の名を知ると同時に、ここでやる事を、自分で再確認する、それはユースティティアのこれを以てマークへの手向けとすると、決めた。

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