六の後の六
然が、近づいてきて、小声で俺に言った。
然「闘。この回、訳あって1点わざと取られようと思います。点を取られても、作戦なので、動揺しないで下さい」
闘「大丈夫かよ。それで勝てるんだろうな?」
然「まかせて下さい!」
4番バッター タイガー
タイガー「今度こそ打ってやるぞ!」
然「どうぞ!」
解説者「ピッチャー、第一球投げました!」
カキーン
解説者「これは、ライト前に落ちそうだ!…」
ライトのロボットはボールを捕り損ね、落球したボールをセンターがカバーし、ランナーは2塁まで行けず、戻った。
解説者「惜しくも、2ベースヒットにはなりませんでしたが、この試合初のヒットにより、ノーアウトランナー1塁となりました」
タイガー「ハハハ…俺の実力を見せればこんなもんよ」
審判「次のバッター、早く打席へ!」
タイガー「うるさいな、審判!今、行くよ!!」
5番バッター タイガー
タイガー「今度も初球から打ってやるぞ!」
解説者「ピッチャー、第一球投げました!」
カキーン
解説者「むむっ!また、ライト方向に打球が飛んだぞ!」
先ほどと同様にライトのロボットがエラーし、センターのロボットがフォローしたが、ランナー1、2塁となってしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます