第六章 四死球での戦い 後編(6回裏から)

6回裏 Tの攻撃 ゲームスコア 0-0


タイガー「そろそろ、私もあなたの豪速球とやらに目が慣れてきましたよ」


闘「そんな簡単に俺の速球が打たれてたまるか!」


カキーン


審判「ファウル!」


闘「おいおい、本当に打ちやがったよ。しかし、これならどうだー!」


カキーン


審判「ファウル!」


然「闘!ボール球も混ぜて行きましょう!!」


闘「分かってるよ」


審判「ボール!」


審判「ボール!」


審判「ボール!」


闘「これで決まりだ!俺の超豪速球が打てるもんなら打ってみろ!」


カキーン


審判「ファウル!」


闘「う、嘘だろ」


タイガー「お前の速球は、もう見切った!」


闘「タ、タイム!」


闘「どうする、然!俺の速球がアイツに通じなくなったみたいだぞ!」


然「大丈夫!とにかく、2ストライクまで今まで通りに投げたら決め球に超スローボールを投げて下さい。そうすれば、この回は打ちとれます!」


闘「『この回は』って…どういう事だよ、然」


然「大丈夫です。作戦はあります。」


闘「……」







審判「ストライク!バッターアウト。3アウトチェンジ!!」


タイガー「くっそー、3回ともスローボールで勝負にくるとは…」


7回表 TZの攻撃

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