当たるも八卦…

saito sekai

占いなんて…

占いなんて…そう思って生きてきた私だったが、何となくその扉を開きたくなったのだ。内心(こんな心になったのは、何かあるのかな)と思いながら、その占い師に運勢を観てもらった。


「あなた、金運が伸るか反るかですよ。あなたの家に一枚だけ、当たりくじが来る、但し、その一枚はあなたが買わないと効力を失いますね」


そんな事…あるわけ無い…そう思って家路についた私であった。


翌日、朝食の時間に例の占い師の話をしようとした矢先、家内が話し出す。


「ねえ、私買っちゃった。宝くじ。一枚だけだけどね」   完

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

当たるも八卦… saito sekai @saitosekai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ