未来はきっと晴れるでしょう
「ごらん。君の世界だよ」
この腕に、我が子を抱いて町を歩く。
今日は曇り空の日曜日だからか、車も人も少ない。
静かな町に葉音が子守唄のように優しく鼓膜を揺らす。
「生まれてくれてありがとう」
僕の希望は君だ。
君は自分の為に生きておくれ。君が僕の未来になるから。
息子が笑うと空から光が差した。
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