流血刀・甲
飛瀬川吉三郎
第一刃太極を蹂躙する大厄の超越蜘蛛①
崩静楽と崩静子、その父親、
緋走は、サンシャイン60階通りのモニュメント、サンシャインシティの屋上が爆破されたのを見ていた。この爆破事件の罪状には放火罪も追加されるだろう。
崩静楽はイラストレーターであり、その個展をサンシャインシティで開いていた。
その個展を狙った襲撃、八島拳號が、大暴れを開始してしまった。
「………………
まずは、そんな一言がどこかから聞こえた。
サンシャインシティに悲鳴が飛び交う、どうしようもない怪物、怪人、魔物、悪魔。
蜘蛛が人型の姿にしては、メタリックである。
そこに、退魔銃を装備した警察官の組織、秘密結社八咫烏の傘下組織、皇宮警察本部が秘蔵する特務部隊
「
そんな弾丸の嵐を物ともせず、TASへと攻撃を開始する。
一人、また一人、倒されていく、無惨を超えているように、残酷であり、残虐であり、残忍であり、そうして、それは大惨劇と言うしかない地上の地獄であった。
鬼亜がサンシャインシティの吹き抜けを彼が通り過ぎるのを上の階から見ていた。
気配を完全に遮断していて、気づかれる事はまずない。
しかし、八島拳號は、彼女に気づき、吹き矢を放つ。
自らの精子を注いだ蟲毒の壺、その中で育った蟲毒の完成の毒蜘蛛は不吉と不幸を同時に放つ六大凶殺の全ての要素を含んだ物となっており、それをもう一つの蟲毒の壺に浸した両手毒手で潰して、そのまま針に塗った
鬼亜はそんな攻撃を気にせず、立ち去る。背後に刺さった鬼大毒針は壁面を溶解させていく、そのまま、崩れてしまう、そのまま、毒が地面まで広がっていく。
それが毒が伸びて、広がり、固まり、
「
それに緋走がエスカレーターから降りてきてそんな特異点の化身にターゲットされた。鬼亜の事には気づかず、何やらおぞましい戦闘が始まろうとしていた。
「
八島拳號はそんな独り言を一言添えた。
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