軟骨ソーキ&沖縄そば
【材料2人前】
注:いつもは1人前のレシピだが、作りやすさを考慮して今回は2人前である。ただし具については4人分くらいになる。別途、おかずやおつまみにして食べよう。
また、圧力鍋を使用する。ない場合は長時間煮込む必要がある。
お好みのパスタ(リングイネがおすすめ、乾麺で80グラムくらいのやや少なめ推奨)
重曹 水2リットルに対し大さじ2杯(必ず食用のものを使うこと)
軟骨ソーキと煮卵
豚軟骨(軟骨つきバラ肉) 300グラム
水600ml(下茹で用)+ 300ml(煮込み用)
長ネギ 1本
ショウガ 親指大
醤油・みりん・酒 各大さじ3
卵 4個
スープのかえし
塩 6グラム弱(小さじ1弱)
かつお節 1パック(4~5グラム)
味の素 6振り程度
ソーキの煮汁 適量
薬味
紅ショウガ 少々
青ネギ、七味唐辛子、コーレーグース等 好みで
【調理過程】
豚軟骨(必要なら適当な大きさに切る)300グラムを、600mlの水で茹でる(この段階では圧力はかけない)。煮立ってきたらアクを取り(それほど厳密でなくても良い)、茹で汁は取り分けておく。あとでスープにするので捨ててはいけない。いったん冷まして脂肪分(ラード)を分離・除去しても良いが、アク抜きの段階でかなり取れているのでやらなくてもいい。
新しい水400ml、ぶつ切りにした長ネギ、薄切りにしたショウガ、醤油・みりん・酒を各大さじ3加え、圧力をかけて煮込んでいく。圧力がかかったら弱火にして20~30分(軟骨の大きさで加減が必要かも)。火を止めたら圧が抜けるまで放置(10分程度)。
同時進行でゆで卵を作る。軟骨を上記の分量で作るなら4個くらいが適当。
ゆで卵ができたら殻をむいて、圧力が抜けた後の鍋に入れる。そのまま蓋をせずに肉と一緒に20分ほど煮詰めていく。できればいったん冷ましたほうが味が馴染む。
パスタを重曹入りのお湯で茹でる。かなり泡立つので大きめの鍋を使う。火が通りにくいので、表示時間よりやや長めに茹でること。茹で上がったら新しいお湯で重曹を洗い流す。同時に、スープ(最初の茹で汁)を鍋または電子レンジで温める。
2つの丼に塩3グラム(小さじ半)弱、かつお節2グラム(1パックを半々で分ける、好みで粉末状にしても良い)ずつ入れ、味の素少々をふりかけ、スープを注いでよく混ぜる。好みで煮汁を足して味を調整する(逆に煮汁だけで味をつけるとクドすぎる)。パスタを入れて(一般的な丼だと100グラム分+スープは入り切らないので少なめにする)、ソーキと煮卵、薬味類を乗せて完成!
【解説】
豚軟骨は一般のスーパーではなかなか売っていない。筆者は業務スーパーで調達しているが、精肉店に問い合わせてみるのも一つの手。煮込む時間や味付けについては人それぞれ好みがあると思う(特に、軟骨のコリコリ感を残すか完全にぷるぷるにするか)ので、何度か作って調整してみるのが良いだろう。
スープについては普通にかつおだしを取っても良いのだが、こちらも沖縄料理である鰹湯(かちゅーゆー)方式を採用。味の素の代わりに昆布だしでも構わない。いずれにせよ、異なる素材のうま味成分をかけ合わせていくのが重要。
パスタを重曹で茹でるというのは、担々麺の回でも紹介した「かんすい」の疑似再現。今回は幅広のリングイネを使うことで、より沖縄そばに近いものを目指した。
内地では「ソーキ」だけで「ソーキそば」という意味合いで使われることがあるが、「ソーキ」自体は骨付き豚バラのことで、「ソーキそば」というのは「ソーキ入りの沖縄そば」のこと。「チャーシュー入りのラーメン」をチャーシューメンと呼ぶようなものである。
圧力鍋のメンテナンスには気を使おう。取っ手の部分がガタガタしていたらネジをしっかり締めておく。
【アレンジ】
ソーキ(煮豚)や沖縄そば自体がいくらでもアレンジできる料理なので幅広い。今回は手に入りやすい(常備していることの多い)材料のみで作ったが、例えば煮込む時に泡盛や黒砂糖を使えばより本格的になるだろう。
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