心臓がない情報屋

瑞稀「それは、どういう、、?」


かいと「俺さ昔情報屋やってたんだよね」


かいと「まぁ情報屋的なのは今でも

やってるんだけどさ」


かいと「昔やってた情報屋でさ

俺が流した情報で人が殺されたんだよね」


かいと「それで殺された人の夫さんが

怒り狂って俺のとこまで押し掛けてきて」


かいと「刀で心臓をずっぽり」


かいと「あの時は貫通してて心臓が

悲鳴あげてたよ(笑)」


かいと「そこで主人が俺の目の前に現れた」


かいと「主人は元医者まぁ医者というか

悪く言えば闇医者」


かいと「主人は幼い頃から手術が

できたらしい」


かいと「そんな主人が俺の使い物になんない

心臓を捨てて腎臓検査にも引っかからない

ような心臓の形そっくりのチップを俺に

埋め込んだ」


かいと「だから俺は心臓を突き抜かれたとき死ぬはずだったのに今でもこうして

生きてられる」


かいと「ほんとにあの人はすごいよ」


瑞稀「、、、、」


かいと「はあ、、これ、、、、」


瑞稀「、え、、?」


かいと「主人に渡しとけって言われたから」


そう言ってかいとさんは僕に猫の形をした鈴

を差し出した


瑞稀「、、、、」


かいと「自分には勿体無いとか

そういうのいいから」


瑞稀「、、、、でも、、」


かいと「はあ、これはハウスにいる間は

持ってな」


かいと「ここにいる間だけでいいそのあとは煮るなり焼くなり好きにしな」


瑞稀「、、、、わかり、まし、、た」

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