光はとても邪魔

やはり周りの人々には目をつけられる


今思い返せばとても痛い視線だった


そして裸足で


ゴツゴツとしたアスファルトの上を歩く


少し痛かった


でもその時の僕は本当に


何にも気にしなかった


そうして歩いていると


誰もいない野原に着いた


そこには大きな川が流れていて


誰もいないしその日天候は良かった


好都合だった


そして少しある坂を下って


川に近づき水を救って口を濯いだ


スッキリして落ち着いたが


疲れたので横になった


上を見上げるとうざいくらい眩しい太陽が


焼けた僕の目に飛び込んでくる


光を遮るように手を伸ばした


なんだか外に出たせいか飛べる気がした


到底そんなことは不可能だと


分かりきっていた


だが死ねば生まれ変わり


そして幸せになれるのではないかと

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