愛してほしいと決めたから

おゆ

産まれてしまった絶望

西暦2008年(平成20年)


4月1日 4時7分頃


とても普通とは言い難い夫婦の間に


僕は産まれた

 

場所は京都県


僕が産まれた時看護師さんはこう言った


看護師「元気な"男の子"ですよ〜」


と、


きっと両親はため息をついただろう


なぜ、って?


そりゃもちろん、


両親は"女の子"が欲しかったからだ


女の子が欲しかったのに


僕(男の子)なんかが産まれてきても


嬉しくなどないだろう?















嗚呼、なんて綺麗なのだろう、

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る