君がくれた

最初に君がくれたのは、ドキドキうるさい胸の鼓動だった。


次にくれたのは、本当のことを言える勇気だった。


さらに君は、心から笑える日常をくれた。


最後に君がくれたものは、とても深い悲しみと、溢れるような涙だった。


いらないなんて、言えるわけが無いよ。


君がくれたものだから、大切にするね。


僕は線香に火をつけた。

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