第6話 初任務と吉原3
「助け…て…ムツキさ…ん」
「呼んだか、蘭」
そこには血が撒き散らされた部屋だった。
「こりゃ、すごい部屋だ。蘭、行くぞ」
と、蘭を抱えムツキは部屋を出る。一段一段降りていくが、敵が何十人ほど待ち伏せる。
アオリはその間、またそこにいる遊女に捕まっていた。そのことを察し、すぐさまアオリも抱え吉原を出てしまった。
「あなた…いや、旦那様、こんなことは…」
ムツキはすぐさま鬼都姫町に帰り、基地に急ぐ。
まだ敵が追ってきていることに気づき、鬼都姫の皆に大声で叫んだ。
「この指、止まれ!!」
すると、至る所から鬼が敵の行手を阻む。
「僕も遊ぶ〜なになに〜?吉原の方じゃないか〜お世話になって…ま〜す!!」
と、センが切りにかかる。
「こいつは良い肉付き…人間みたいだ…」
「あら、みなさんこんにちは〜」
と、一本角の男と二本角の女のタックルとムチが走る。
思っていたより早く収束した。蘭は皆にお礼をしようとした。
「あ、あの!えっと、その…」
「これがみんなの言ってた可愛い鬼の子〜いいねぇうちのチームに入る?」
「こらこら、やめなさいキアさん、浮気ですか?」
キアのチームは「潤」、上位チームの一つだ。キア、メギ、シアの家族3チームだ。
「では、蘭様…いえ、ラン!コロシアムへ…」
「こちら地獄ツアーを受けず、約200年ほど吉原にいた遊女『ラン』!」
ランは今の状況を受け入れることができず、夢見たいと思っていた。
「それに対抗するのは…紅『ムツキ』!!」
「手加減はしない…!こい!」
ランはムツキを本気で殺りにかかった。
ランはそこにあった銃を使い、ムツキを倒しにかかるが、全て弾丸が外れる。
ムツキはランの首に刃を当てた。それと同時にランもムツキの首元に銃を当てる。会場は歓声の渦だった。
「ムツキ様〜おはようございます!」
「てめぇ誰だ?」
「ランです!ムツキ様のファンのランですよっと!」
あの後、ランは「極」に入り、色んなことを学び、現代チックな服装や髪型、メイクになっていた。
「ムツキ様!私、可愛いですか?どうです?いいでしょう?」
「あぁ、とても…いや、なんでもない。」
あとがき
閲覧ありがとうございました。デブになってきた作者です。
今回は「ラン」の登場でした。とても早くなってしまいましたが、「潤」のメンバーまで出てきましたね。
ランの性格は、これから女性が嫌いになり現代の可愛いものが大好きになります。
では今回はこの辺で…
あ、そうだ、実は最後ら辺キーボードがおかしくなって指でピシピシしてました。
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