私は無力だ

苦贅幸成

第1話

喧嘩の時、お兄ちゃんは

伸びるキーホルダーにつけた鍵を

鎖鎌みたいに振り回しながら

にじり寄ってくる。

それに対して私は

枕を投げていた。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

私は無力だ 苦贅幸成 @kuzeikousei4

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ