対戦相手はワンマカ

 気が付けばもやもやとした空気が景色を変えて、五人は砂漠の中へと放り出された。


 少し遠くには閑散とした村があった。


「おおっと、どうやら最初のステージはクリアしたようだな」


 地面に着陸したフェンダーはあたりを見渡して言った。


「そのようで、次のミッションは何ですか?」


 落ち着きを払ったミドリがレノに質問した。


「次は、戦闘です」


 カタコトの口調でレノはとんでもないことを言った。


「戦闘⁉」


 思わずミコトは叫んだ。


「はい。ワンマカβ版のキャラクターを殲滅してもらいます」


 まさに機械、と言う口調でレノは発する。


「おいおい、俺の白雪も殲滅しないといけないとでも言うのかよ」


 フェンダーが嘆き始めた。


「はい。2ノ(ツノ)、レイン、キッキ、セツナ・D、白雪を殲滅してください」


 レノは引き続き、冷淡な口調で言う。


「そんな、俺の白雪が……!」


 フェンダーが頭を抱えて叫んだ。


「落ち着いて、これはミッションよ。慎重に行きましょう」


 マドカがフェンダーを落ち着かせようと肩を撫でた。


「取り敢えず、砂漠の中では何もできないから、あの、村へ行きましょう」


 ミドリが残り四人に向かって言った。


「ああ、そうしよう」


 ミコトが言う。


 五人は砂漠の砂を踏んで歩き出した。熱気は一切感じられなく、空腹や喉の渇きすらも感じられなかった。しかし、村に行けば何かあるだろうと全員は思い歩みを止めなかった。


 村へ着くとなんだか変な静けさが漂ってきた。村の入り口に立てかけられていた『中枢エリアF』をミコトは見た。


「はえー、不気味な予感……」


 タソが怯えた口調でたじろいだ。


「確かに、ここはなんだか変ね」


 マドカは村の周辺を見渡す。


 村に足を踏み入れたミコトは思い出したかのように言った。


「レノ、戦闘と言っていたが、武器はどこにあるんだ?」


「ああ、今から出します。空にご注意を」


 そう言うとレノは「ピー、ポポポポ」と音を鳴らして、空から五丁のハンドガンを落とした。


 ガコ、ガコン。


 一番初めにミドリがハンドガンを手に取った。


「へえ、これって本物なんですか?」


 フェンダーはハンドガンを手に取り、引き金を引いて、空中に向けて一発撃ち放った。


 ……シュパーン‼


「え、マジかよ⁉」


 ハンドガンは本物だった。


 驚いたフェンダーは持っていたハンドガンを斜め右に投げ飛ばした。


「戦闘って、私たち、もしかしたら死ぬかもしれないの?」


 マドカはレノに尋ねた。


「はい」


 レノはカタコトの口調で冷酷に返事をした。


「はい……って俺達は人形じゃないんだぞ。いくら夢の世界だからって朝、目覚められないのはごめんだ」


「敵のレベルを最弱にしています。命を落とす確率は二十パーセントになります。それに、私も援護しますので頑張りましょう」


 レノはこれからの戦闘に一切の恐れを抱いていない。まさにロボットに相応しいガラクタの心だ。


 五人の中に沈黙が流れた。


「悩んでいても仕方ない、きっと何とかなるさ。挑戦してみよう!」


 周りの空気を明るくしようとタソが沈黙を破った。


「そうね、悩んでいても何も始まらないものね」


 マドカは覚悟を決めたようだ。


「SPACE‐F‐には慣れています。お互い助け合いましょう」


 ミドリが両手でハンドガンを構えた。


「俺も、少しは力になれるよう頑張るが……」


 投げたハンドガンを再び手に取りフェンダーが怯えた口調で言った。


「準備は良いか?」


 ミコトが皆に向かって尋ねた。


「ええ」


 マドカは言うと落ちていた一丁のハンドガンを手に取った。


 タソもミコトもハンドガンを握り、準備は整った。


「只今から、戦闘を開始します」


 気配が一切感じられなかった『中枢エリアF』は一気に空気を変え、ミコトは何かの気配を感じた。


 そして、レノが消えた。


 ミコトは『中枢エリアF』周辺を一望した。


 村の奥にセツナ・Dの姿があった。体格が良いから直ぐにわかった。


 セツナ・Dは武器を持たないキャラクターだからそう早くは攻撃を受けることはない。


 しかし、斜め向かいにある二階建ての家にキッキが潜んでいた。キッキはショットガンを構えて、二階の窓からマドカを睨んでいた。


 ……シュパーン‼


 キッキはマドカの足元を狙ったが、爪先五センチ先にある地面が弾かれた。


 驚いたマドカは足をよろめかせ、キッキの姿に気が付いた。


「もう始まっているのね」


 マドカはハンドガンを構えて身を引き締める。


「キッキは俺が仕留める」


 フェンダーがマドカの目の前に立ってハンドガンを握り締め、キッキに銃口を向けた。


 ……シュパーン‼


 キッキは体をよろめかせ、時間差で窓から姿を消した。


「やったぜ」


「ありがとう、フェンダー」


 マドカはフェンダーに礼を言う。


「ああ、お互い身を引き締めて、協力していこう」


「あそこに、セツナ・Dが居る。体格に比例して動きは遅い。遠回りして狙いに行こう」


 ミコトが小声で伝えた。


 ここは、すばしっこいタソの出番だ。


「私、行きまーす!」


 そう言うとタソは、『中枢エリアF』にある枯れた木のある小さな細道を、小走りで進んでいった。


 セツナ・Dの後ろ姿が見える。


「アナタの心、狙い撃っちー!」


 タソが決め台詞のように言い引き金を引いた。


 ……シュパーン‼


 タソはセツナ・Dをしとめることが出来た。


 すると、直ぐに2ノ(ツノ)が素早い速度で双剣を構えて走ってきた。狙いはタソのようだ。


 セツナ・Dを討ち取るため一人離れていたタソは2ノ(ツノ)の攻撃に対して、落ちてあった木で抵抗した。しかし、木はとても脆く、タソは必死に抵抗しようと抗った。しかし、直ぐに次の攻撃がやってくる。


 ――あ、私死んじゃうかも。


 タソは悟ったように動きを止めた。


 シュパーン‼


 ミドリが走りながらハンドガンの引き金を引いた。


 ミドリが2ノ(ツノ)をしとめ、おかげでタソは一命を取り留めた。


「ありがとう!ミドリ君」


「僕の腕は確かですから」


 ミドリは安心した素振りを一切見せず、小学四年生ながらにも大人びた冷静さを保っている。




 残るはレイン、白雪。


 五人は次の敵を待ち受けていた。


「案外簡単だな」


 構えていたハンドガンを片手で持つミコト。


「協力プレイの連携が上手くいっているのよ」


 マドカは一息ついて、安心したような表情を見せる。


 五人の中には次第に友情と言うものが芽生えていた。


 ミコトも知らぬ間にその友情に混ざっていた。友達を作る気などなかったミコトは助け合うことで友情の大切さを知っていった。


「僕、皆さんに出会えてよかっ……え?」


 ミドリは言い終える前に何かに気が付いた。


 白雪の登場だった。空中からゆっくりと白雪が降りてきた。


「白雪だ!」


 タソが声を大にして白雪の名前を叫んだ。


「おいおい、ここで登場かよ。俺は白雪を殺りたくないぜ……」


 フェンダーはひるんで、三十センチほど後ろに身を引いた。


 すると、フェンダーの足元には空から降ってきた手裏剣が刺さった。


 空中を漂う白雪の攻撃だ。


 白雪が地面に着地すると、フェンダーを狙って武器となる手裏剣を勢いよく投げつけてきた。


 フェンダーへの攻撃はまさにデジャブ。


 白雪の放った手裏剣がフェンダーの右太腿に刺さり、悲鳴を上げる。


「イタッッ」


「大丈夫⁉」


 タソがフェンダーを心配して歩み寄ろうとする。


 しかし、白雪は次の攻撃態勢をとっていた。それを見たフェンダーはタソに向けて言った。


「来るな!俺の体はまだいける!」


 シュタッ……プスッ。フェンダーの左脇に手裏剣が刺さった。かなり深い。


「俺の白雪……流石、俺の白雪だ……」


 損傷を負ったフェンダーは左脇を抑えて静かに倒れこんだ。


「何を言っている、はやく反撃を!」


 フェンダーの元へ急いで向かいミコトは言った。


 残りのミドリ、タソ、マドカもフェンダーを心配して倒れるフェンダーの元へ行った。


「……俺には白雪を殺ることはできないってんだ……」


 フェンダーは空を見上げて思った。


 ――このまま、白雪に殺されるのか……?まあ、それも本望か……


「ふざけたことを言わないでください!」


 どうやらフェンダーの考えていたことが一部漏れていたようだ。ミドリが叫んだ。


「次の攻撃がやってくる。その前に俺とほかの仲間はフェンダーを避難させる。ミドリ、あとは任せて大丈夫だな?」


 ミドリが静かに頷く。


 ミコトはフェンダーの体をよいしょと持ち上げ、肩に手を回して、タソ、マドカと一緒に一軒建てられた家の中へと入った。


「行きます!」


 ……シュパーン‼


 鋭い銃声を聞いて、数秒してミコトは窓から顔を覗いた。


 ミドリは白雪を討ち取った。


 タソが手招きして、ミドリを家の中へと呼んだ。


「よいしょっと、失礼します。白雪は無事しとめましたよ」


 ミドリが中へと入ってきた。


「ここなら安全ね。まずはフェンダーの応急処置からしましょう」


 落ちていた帆のような布でフェンダーの太腿と左脇をきつく締めた。布に赤い血が滲んだ。だが、一命をとりとめることは出来た。




「残るは、レインか」


 ミコトはボヤっと呟いた。


「フェンダーはここで休んでいてちょうだい、動くときっと体がもたないわ」


 マドカがフェンダーに忠告した。


「ああ、すまないな」


 フェンダーが深く頭を下げた。


「ここは俺とマドカで行ってくる。タソとミドリも何かあるといけないから、ここで待っていてくれ」


 ミコトが言うと、ミドリは不服そうな表情を浮かべて言った。


「えー、僕の腕で直ぐに殲滅してしまいましょうよ」


「もしかしたら、ここにレインが現れるかもしれない。その時はタソと二人で頼む。これでいいか?」


「……そうですね。わかりました」


 ミドリはハンドガンを握りしめて、冷静さを保つ。


「私もこのままフェンダーの応急処置を続けていくわ、二人とも頼んだよ!」


 フェンダーの体から滲み出る血を拭きながらタソが言った。


「では、行きましょう」


 マドカはスカートの裾をひらりと弾かせる。同時に髪を揺らし、仄かに柔軟剤の香りと砂のにおいが漂ってきた。砂のにおいは砂漠の地『中枢エリアF』に長いこと滞在していたからだ。


 ミコトはマドカの隣に並んで歩いた。


 二人は村の端のほぼ砂漠に近いところまでやってきた。東と西の分岐点があった。


「どちらへ行く?」


「どっちでも構わない。……ん?ちょっと待って、東の方奥に何か見えないか?」


 ミコトとマドカは東の奥を細目で眺めた。


 風で砂埃が舞ったが、熱気や風など二人には感じられなかった。ただ二人の髪の毛と服を揺らすだけだ。


「あれ、レノじゃない?」


 砂埃でよく見えなかったが、たしかに、鉄材でできた物体、レノがそこにあった。


「レノが待ってるんだ、左へ行こう」


 そう言うと、二人は東の砂漠に足を踏み入れた。


「レノ、どうしてここに居るんだ?一体今まで何をしていたんだ?」


 ミコトがレノに訪ねる。


「ピー、……それが……レインのレベルだけ最弱にすることが出来ませんでした。プログラムを書き換えようとしましたが追いつきませんでした。なので、今回戦ってもらう相手は通常レベルのレインになります」


 レノは機械なりに多少の申し訳なさを見せた。


「そうだったのね、二人でいけるかしら」


「そろそろレインがやってきます」


 道の奥からゆっくりと影が近づいてくる。そして、次第に、その影は速度を増して、砂埃から顔を見せた。鎖鎌を両手に持ってマドカとミコトを睨みつけたレインが走ってくる。


「慎重に」


 マドカはミコトに向かって言った。


 ミコトはハンドガンを構えて引き金を引いた。


 ……シュパーン‼


 レインの左肩を撃った。レインは一瞬だけ体をよろめかせたがすぐに態勢を取り戻し、鎖鎌を振り回して走ってくる。


「次は、私よ」


 マドカはそう言うと銃口をレインに向けて放った。


 ……シュパーン‼


 次はレインの左足を撃った。レインは砂漠の中で足を止めた。


 ミッションは順調だった……。


 しかし、SPACE‐F‐に異変が起きた。


 それは、突然の雨だった。


 砂を濡らす雨のにおいがした。それは、レインが会心率を上げる合図だった。


 立ち止まっていたレインが再び動き出し、鎖鎌を振りかざして向かってきた。標的はミコトだった。


 会心率を上げたレインの動きはとても速くて攻撃をかわすことは出来なかった。


 レインはミコトに向かって鎖鎌を大きく振りかざして、ミコトの手を縛りあげ、ミコトの腹部を刃で刺した。ミコトの右腹部には鈍い衝撃が走り、ミコトは嗚咽を漏らした。


「おえっ……!ぐはっ」


 ミコトの腹部から血がどんどん流れていく。


 レインは直ぐに標的を変え、次はマドカに向かって鎖鎌を振りかざした。


 シュパーン‼


 マドカは咄嗟にハンドガンの引き金を引いて、銃弾で鎖鎌をはねのけた。


「ミコト、このレイン、かなり強いわよ」


 突然の抵抗に荒い息を上げるマドカ。


「……ああ、油断していられない」


 ミコトは流血する腹部を無視して、急いで立ち上がって態勢を整えた。


 シュパーン‼


 ミコトがレインに向かって弾丸を打ち込んだ。


 レインの左手に銃弾が当たったが、痛がる素振りも一切見せなく、左手を軽く振って弾を弾いた。


 ――かなり強い……強いぞ……‼


 そう思いながらミコトがひるんでいるうちに、再び攻撃を振りかざしてきたレイン。


 ミコトの体の自由を奪いながら攻撃を仕掛けてくる。ミコトは、体を鎖で縛られて、ハンドガンを撃ち放すことが出来なかった。再び、さっきと同じ個所、腹部を掻き切られた。


 ――くっ……苦しい……腹が熱い……燃えそうな熱さだ……。


 ミコトはどうやら痛みを熱さと勘違いしているようだ。人は突然の怪我を負ったとき、痛さに気が付かない。


 ミコトはかなりの損傷を負った。ミコトは体を動かすことが困難になってしまった。


 ――くっ……動かせない……動かない……言葉も……。


「……う、マド、カ……」


 ――マドカが近寄ってくるのが見える……どうして、近寄ってくるんだ……?


 ミコトの思考回路はぐちゃぐちゃだ。何故マドカが近寄ってくるかもわからないようだ。


 走ってミコトの元へ寄るマドカ。そして、倒れたミコトを抱えて焦った。


「傷を塞がないと、どうしよう速くしないと……」


 そんな隙を見計らったのかレインは瞬時にマドカの方へ向かい、マドカの体を鎖で巻き付けた。


「あ……!」


 マドカが終わった……と言うような声を漏らす。


 鎌が振りかざされマドカの首が掻き切られると思えば……


 ガコッ


 レノがマドカの前に現れ、レノの鉄材でできた体が鎌を弾いた。


「レノ!」


 マドカが声を張った。


「助かったわ、レノ」


 マドカの体に巻き付けられていた鎖がほどかれ、レノが攻撃態勢を整える。


 何の原理かは定かでないが、レノは両手をピストルに変えて、レインに向かって銃を撃っていった。


 乾いた音が響き渡る。


 レノはレインの頭を撃ち抜いて、レインはそのまま砂漠の砂に倒れこんだ。


 同時に雨は止み、あたりは静けさを取り戻し、晴天に満ち溢れた。


「レノ、ありがとう。でも、ミコトが大変なの、ねぇ、どうにか助かる方法はないの?」


 マドカはまだ不安な様子を浮かべる。


「ワンマカβ版のキャラクター五体を殲滅する、今回のミッションはクリアしましたので、皆さんの負った傷は次のミッション開始時までに治癒されます」


 あれだけの動作をしたのにレノは一切呼吸を乱さなく、スーハ―とこもった機械音が聞こえるだけだった。


「それじゃあ、ミコトもフェンダーも命を落とすことはないのね、ミコト歩けるかしら?」


 マドカは徐々に表情が明るくなっていく。


「かなり、厳しい……」


 ミコトは未だに体を動かすことが出来ない。


「私が運びましょう」


 レノはそう言うと、先ほどまでピストルだった両手を太いアームに変えてミコトの体を持ち上げた。


「そんなこともできるのか……」


 感心したようにミコトはレノに向かって言った。


 ミコトとマドカ、そしてレノは仲間達の居る『中枢エリアF』にある一軒の家へと向かった。


 晴れた空が三人の背中を照らしていった。




「ただいま」


 マドカはタソ、フェンダー、ミドリに向かって言った。


「おかえりなさい!無事でしたk……ではないようですね」


 タソはレノに抱えられたミコトを見て言った。


「俺は無事だよ。レノが助けてくれたんだ」


「それならよかった!」


「しかし、何故、今頃レノが?」


 フェンダーが体を起こし上げながら尋ねた。


「レノとは歩いている途中、砂漠の中で再開したのよ。とある事情で姿は消してたみたい」


 マドカがフェンダーに向かって答えた。


「そうか、それで……レインは殺ったのか?」


「レノがしとめてくれたわ」


 マドカは燥ぐこともなくいささか冷静さを保って言った。


「流石、SPACE‐F‐の名ロボット!お見事です」


 ミドリがレノを褒め称えた。


「で、これで今回のミッションはクリアなのよね?」


 マドカがもう一度聞いた。


「はい。皆さんの負った傷は次のミッション開始時までに治癒されます」


 レノがテンプレートのように放った。


「それならよかった!」


 タソが飛び跳ねるように言った。


「フェンダーもミコトも今はゆっくり休んでいてください」


 ミドリが二人を心配して言った。


「ああ、そうするよ」


 ミコトが言うと、レノはミコトの体を静かに床に置いた。


 フェンダーもゆっくりと頷いた。


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