改善度合いと圏論の話

 仕事は9日ぶり、というか前回午前で倒れたのでほぼ10日ぶりのようなものである。まず大体のことが飛んでいるので思い出すしかないのだが、こういう時に過去のノートは資料より役に立つ。そこそこ高確率で呻きのメモが残っているので状況の把握がしやすい。なおそんな感じなのでノートを見られたら色々と説明に困る。


 珍しく初手が体調の話ではないが、一応ロキソプロフェンを抜いたりして様子見を試みている。理由はGW中の映画だけはそこそこ腰が持ったこと。とりあえずいきなり椅子に座れなくなってどうにもならない所からは脱出したらしい。……腰は改善でいいんだよな?

 一方で、不安なことに今日は爪がやけに欠ける。今週末に血液検査が控えているが、果たして貧血は改善しているのか?体感はだいぶ怪しい。せめて一番危ない化け方のフラグがある、胸痛だけでも治ってくれないか。まだ結構痛いぞこれ。ヘモグロビン10超えるのを期待するが、もし同じなら次は何をするんだろうな……消化器系は元気と思うと、疑われるなら骨髄検査のフラグが…………


 後半。Twitterでの喚き拡大版である。仕事で必要になったので、「圏論」なるものを読み始めている。分野としては数学に当たる。物理学専攻故、大学は必修だったε-δとか物理学で使うから学んだ複素平面とか、あと対称性で出てくるので群を少しやった程度か。逆にいうと「数学的な考え方」というものはかなり縁がなかったと思う。

 で、この圏論だが、「数学の数学」という、各数学で用いられる概念をどのように繋ぐかに話を絞った理論体系の事を指す。何のこっちゃという感じだが、プログラムや工学に実は接点がある考え方なのでこうしてちゃっかり巻き込まれている。残念ながら学徒ではないので師はいない。教科書や雑誌を眼前に並べ、かつて「研究的には興味がなかったので捨て置いた学問」とした数学と一人で睨み合いをしている状態だ。


 ここまでなら真面目な話だが。自分が今やっている内容に少しでも近いものとと本を選んだ結果謎の伏兵がいた。具体例、それも数学から話した所から圏論を説明する本なのだが、その例が「レモンメレンゲパイ」だった。

 ……は?という感じだろう。俺もそう思う。数学だぞ。しかし、真面目に材料からパイの封入物(レモンカード)を作りパイを形造った中に入れ、メレンゲを乗せる事で「焼かれていないレモンメレンゲパイ」が完成するところまでが至極真面目に圏論(※モノイダル圏に関する導入らしいのだが、まだ数学的説明のところに達していない)で語られるのだ。

 そしてよりによって、「圏論とは?」の話でイントロを見るのでそこばかり見る。


 オチは既に呟いた通り。

 普通に。腹が減る。仕事中だバッキャロー。


 結局意志が弱かったので、オレンジのキャンディス入り紅茶で柑橘系、その辺にあったクッキーで焼き菓子成分を補充したのだった。まあ酒よりはいいか、うん……


 では、明日も書けることを祈る。

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