スリープモードとクソデカマルガリータ

 なんだかんだ歩き回っているのでその反動が朝来ている。今日の意識は10時からなんとか。ここの所の気温上昇で起きて早々雫が背中を伝っていたのでシャワーを浴びたらブランチの時間だ。稼働時間が短いと勿体無いと感じる気持ちが勝るのだが、寝ぼけてベッドの上でもだもだ、ではなく意識が丸々ないと流石に諦めざるを得なくなる。普通に疲れているので昼過ぎにようやく荷物の整理をぐだぐだやっていた。絵の下書きとかメモの見返しとか、緩やかにやっていたら外出の時間になった。今日はコストコをかなり前から打診されていたのだった。


 で、閉店ギリギリまで買い物をしこたまして帰宅した。年単位で行っていないと家族揃ってはしゃぐのが会計に出るらしい。また年単位で行かないんだろうな……買うもんな…………

 今回、はしゃぎの方向性が量もそうだが「

見かけていないもの」「これまで買ったことがないもの」に向いた。家族の中で一番種類を飲んでいるため、酒の話は全部こちらにされる。移動中意識が飛んだせいで気を抜くと寝るので、無線イヤホンで片耳だけロックをかけつつ、「この話20分後には忘れないか?」と思いながらウィスキーの説明やらリキュールの説明をしていた。

 さてそれで何を買ったか。表題の通りのクソデカ……正確にいうと、カークランドのゴールデンマルガリータ1.5lを家族がカゴに入れていた。マジか。既に混ざってる類の酒、俺あんまり飲まないぞ。というか大容量の酒、俺がそこそこ偏見があるんだが本当に大丈夫か??いや、流石にトップバリューとは並べないが、どうしても……普段の酒と比較すると…………


 なんか語呂がしっくり来てしまったので、とりあえずクソデカマルガリータと呼ぶことにする。まずアルコールに耐えられるのが俺しかいないので開けて、せめてを飲んでいるのだと自覚するためにカクテルグラスを用意して注ぐ。

 なぜそんなことをするか?……わからないのだ、アルコール。12.7%だと。突然悲しいモンスターのような事を言うが、度数がこの程度だと味の違和感。低いものは、そもそも炭酸があるので基本的には飲めないのでおいておく。炭酸抜いて飲むことはあるがこれ以上は触れまい。同じくらいの度数だと、ワインのタンニンや日本酒の独特な風味と刺激でアルコールと認識する。そしてこれらは全く飲み慣れていないので、違和感がそこそこダイレクトに口にくる。だから気がつくが、カクテル……特にロングカクテルは味覚がやられたら終わりだと思う。喉の粘膜と誤嚥率の都合で必ず刺激は口で転がしてから飲み込むのだが、そこでわからないとまずいので、酒瓶撮ったり目の前に置いておいたりとそれなりに工夫はしている。念の為に書き残すが、楽しく飲むのが優先される方がいいので、この辺りは同じ体験がない場合、理解はしなくてもいい事だとは思う。

 話が逸れた。とにかくまずは自分がクソデカマルガリータを飲んだ。……ふむ、香りだが、アガベ特有の癖はないな。「アガベ発酵酒」と原材料にあるが、もしやテキーラでないフラグもあるのか?いやメスカルのようなスモーカーさもないが。口にしたら、ざっくりまとめるとレモネードのような酸味特化で裏に少し甘さがあるジュースだった。ずっと転がしていると舌にひりつきがあるのでアルコールなのはわかる。わかるが普段飲む酒と比べて弱いのであれ?とはなる。思ったより味にエグさはないので普通にドリンクとして楽しめるあたりは救われた。……マルガリータか?と言われると少し怪しいが。

 家族の口にも合うようなのでそこはよかったが、多分これはメインでなくすのは自分だな……と覚悟をしている。単なるレモネードだと飽きるので、手持ちのリキュール・シロップをステアで足して色々試していた。今日はパルフェ、ストロベリーシロップ、グリーンバナナリキュール。グリーンバナナリキュール少し入れたら、心なしか知育菓子の味だなこれ。

 とにかく、ベースがシンプルなので味変には困らなさそうだ。氷とフルーツと合わせてミキサーにかければフローズンカクテルもいけそうだ。アルコール感全くわからんが。12%って一般的には警戒するべきな度数なんだろう?……、だよな??


 では、明日も書けることを祈る。今日は300mlか……。上に書いた異能については関連場所に明日行くので、またその時にでも。

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