第4話 ジャンルとはなんぞや
かなり前に近況ノートで昔読んで読み直したくて探している本として挙げていたのですが、Twitterで匿名募集してみたところ、1日で答えが見つかり感動しました。SNSって凄い。本当に感謝です。
探していた本は恩田陸先生の『ロミオとロミオは永遠に』という小説で、答えをお題箱に投げて頂いた時、そのタイトルの美しさにも感動しました。
読み直すとやっぱり面白くて、探していた本はこんなに素敵な本だったんだなと本当に嬉しくなりました。
昔読んでいた本との再会っていいですよね!
この『ロミオとロミオは永遠に(以下ロミロミ)』、お題箱に「これではないでしょうか?」とタイトルを頂いてからまず調べたら
ジャンルが「SF」とあって、『えっ、SFなの?!』とびっくりしながら読み直したら確かにしっかりSFでした。
焦がれて探していたのに細部全部忘れているという記憶力のなさ。読んだの10数年前だから…と言い訳をすることにして、「SFって他になにがあるんだろう」と思って調べたら好きな作品が沢山あって二度驚き。『滅びの園』とか『わたしを離さないで』とか『新世界より』とか。
読み返してみたら確かにSFで、昔の自分は逆になんだと思って読んでいたんだ?と呆れるなど。でもほら、読んで楽しければいいかなって。
あとはずっと前に「自分の書いているミステリって何ジャンルなんだ?」と思って調べたところ、乙一先生がミステリ作家一覧にいらっしゃってびっくりしました。『GOTH』がホラーだと思い込んでいたのでホラー作家様だと思っていたのですが、ミステリ小説であると書いてあって読み直したらしっかりミステリでした。
勝手にゴシックホラーで記憶していました。蘆名の記憶力、本当に何の役にも立たない。でもやっぱり、何と言えない背中がゾワゾワする感じはするんですよ、GOTH。
『GOTH』シリーズ、『きみにしか聞こえない』、『ZOO』、どれもすごく好きでした。
〇〇だと思っていたら〇〇だった案件、江戸川乱歩先生もあるのですが、ミステリだと思っていたら公式ではホラーで。
久々に読み直したら「確かに一応人的なあれ(あれ)によるとはいえ怪異寄りだし、謎解きというか勝手に謎が解けていくし、なるほどこれはホラーだな???」と学ぶなど。
小説沢山読んできたけど『楽しい!』『好き!』しか考えてこなかったので改めて読むと自分が何一つカテゴリとかジャンルについて分かっていないことが分かって面白いです。
あと日課のように読書してきたので気付かなかったのですがミステリと文学と歴史が好きかと思いきや、すごい数のSFとホラーも読んでいたということに気付きました。
というか多分、定期的にベストセラーが出るので第何波なのかは分からないけどホラー大バズり世代にいたんですよ。
バトルロワイヤルとか山田悠介先生とか乙一先生とか五十嵐貴久先生とか。
『スイッチを押すとき』、久々に読んだらしっかり気分が落ち込みました。これはホラーじゃなくてサスペンスと書いてあって何となく分かる、となりました。
ジャンルについて何一つわからないまま読んできたので、いつか自分が読んだ本は何のジャンルなのか整理したいなと思いました。
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