第5話
9月19日の朝8時過ぎであった。
ところ変わって、国道56号線沿いの地域にて…
うちら4人は、キャリー付きの大きめのサックスバーのスーツケースと子どもたちの学校道具などたくさんの荷物を持って、松山方面に向かってトボトボと歩いた。
義父母のおひとよしが原因で、居場所がなくなった…
ダンナは、ひとさまの家の大事な娘さんに手を出した…
実家へ帰りたい…
けど、実家の親きょうだいたちからウザいと言われるので帰りたくない…
アタシは、ものすごくつらそうな表情で子どもたちに言うた。
「なおと、ふみこ、まりよ…ごめんね…」
なおとは、さおりに怒った声でアタシに言うた。
「かあさん!!かあさんは、ぼくたちに悪いことしたと思ってないのかよ!?」
アタシは、つらそうな表情でなおとに言うた。
「ごめんね…ごめんね…」
なおとは、ますます怒った声でアタシに言うた。
「ふざけんなよ!!ぼくたちはこれからどうなるんだよ!?」
アタシは、弱々しい声でなおとに言うた。
「ごめんね…ごめんね…」
なおとは、怒った声でアタシに言うた。
「ふざけんなよ!!ぼくとふみことまりよの人生をわやくちゃ(めちゃくちゃ)にする気か!?」
「(弱々しい声で)だからごめんねっていよるでしょ…おかーさん、しんどい…」
アタシの弱々しい態度にブチ切れたなおとは、ふみことまりよをアタシのてから強引に離した。
その後、ふたりをなおとのもとへ引き寄せた。
うちら4人は、
義父母の嫁いびりが原因で、
早いうちに、新しい居場所を作らないと…
さて、その頃であった。
家の大広間に、一人娘の静江(36歳)夫婦の家族と義父母が話し合いをしていた。
静江の家族は、夫(42歳)と息子3人(小4と小1と4つ)の5人である。
静江は、義父母にリコンすることを伝えた。
それを聞いた義父は、ものすごくつらそうな表情で言うた。
「リコン…なんで急にリコンすると言うんぞぉ~」
静江は、怒った口調で義父に言うた。
「うちらは、ダンナと話し合ってリコンすると決めたのよ!!」
「それはどういうことだ?」
「うちらはリコンすると言うたらリコンするのよ!!」
義母は、つらそうな表情でムコはんに言うた。
「(ムコはん)、(ムコはん)はどうするの?」
義母の呼びかけに対して、ムコはんは『イヤや…』とつらそうな声で言うた。
(パチーン!!)
静江は、平手打ちでムコはんの顔を叩いた。
「なにすんねん!?」
「やかましい
「オレのどこが
ところ変わって、台所にて…
あやみは、静江たち家族5人と義父母に出すお茶をいれる準備をしていた。
静江夫婦が怒鳴り声をあげてワケの分からんことをいよる声が台所まで聞こえた。
「キーッ!!」
(ガチャーン!!)
ブチ切れたあやみは、はたにあったガラス容器を流しの角に投げつけて壊した。
ガラスの破片が流しの周辺に飛び散った。
(カチャン!!)
ブチ切れたあやみは、ケトルが載っているガスコンロのコックを切ったあと勝手口から出て行った。
その間、静江とムコはんは怒鳴りあいの大ゲンカを繰り広げた。
時は、夕方4時過ぎであった。
うちら4人は、新居浜駅行きの特急バスに乗って移動した。
バスは、横河原の中心地から川内詰め所を経て再び国道11号線ヘ抜けた。
アタシは、ぼんやりとした表情で窓の外を見つめていた。
なおとは、冷めた目つきでアタシを見つめたあと、ふみことまりよの世話をした。
夕方5時半過ぎに、うちら4人が乗っているバスがJR新居浜駅に到着した。
その後、うちら4人はJR新居浜駅から川之江営業所行きのバスに乗り換えて再び旅に出た。
うちら4人は、川之江港通りのバス停でバスを降りた。
この日は、フジ川之江店のすぐ近くにある小さなホテルで宿泊した。
ホテルの部屋にて…
うす暗い部屋の大きめのベッドの上で、母子4人が寝ていた。
下着姿のなおとは、さおりに背を向けて寝ていた。
アタシは、白のブラウス一枚の姿であおむけで寝ていた。
ブラウスのボタンは、すべて外れていた。
「ママ…」
「ママ…」
目をさましたふみことまりよがさおりに抱きついた。
その際に、ブラウスが開いた。
開いたブラウスの中から黒のユニクロ水着のスイムワンピースがあらわになった。
眠っているアタシは、水着のストラップをずらしてカップをはぐった(めくった)。
カップの中から、Hカップのふくよか過ぎる乳房があらわになった。
「ママ…」
「ママ…」
ふみことまりよは、アタシのふくよか過ぎる乳房に抱きついて甘えた。
眠っているアタシの目から涙がたくさんあふれ出た。
ごめんね…
なおと・ふみこ・まりよ…
ごめんね…
こんなだすい(だらけた)ママを許して…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます