第5話 あるトレジャーハンター

 彼は埋蔵金や財宝を求めて、木の根元や空き地や山などで突然


「俺の勘はここだと言っている!!!」

と叫んで突然、持っているスコップで穴を掘り出すトレジャーハンターだった。


 周囲の人はそんな彼に呆れて、馬鹿にした目で見るのだった。


 しかし、そんな彼はある時、古い封印された小さな壺を掘り当てることに成功した。


 封印を解いて蓋を開けると中から古い、お札のような文字の書かれた厚紙が出てきた。


 鑑定してもらうと古い宝くじ、富くじということだった。

 たぶん、ハズレクジだが、古いものなので骨董品としての価値があり、意外と高く買い取ってもらえたので、彼も面目躍如といったところで嬉しそうだったということだ。

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