第47話 ティムカルテットの悪だくみ
ウガーと私は怒り心頭にガツガツと買い物籠に食糧を入れていく。後ろで
「何か買いたい物はないの?」
私の言葉に
「良いの?」
「ダメって言ったら諦めんのか?」
「嫌、無理。」
「だろ。酒の補充もあるからアンナと一緒に選んどいて。今回は
あの馬鹿共のせいで出費が嵩む。ササっとアンナを連れて売り場に出た
私は会計の列に並びながら
私はカチーンとして婆に一言物申そうとしたら、
「そこの糞婆っ!順番守らないならこの店使うな!!」
カートを押しながら仁王立ちしていた。ちょっ、
「な、何ですってぇえええええええええ!!誰が糞婆よ!」
「喚くな糞婆。横入りした厚顔無恥なお前の事じゃ!」
ズカズカとこっちに寄って来る
「まっ失礼な!私は急いでるのよ!アンタみたいな若者が使う店じゃないの!もっとアンタに相応しい店に行きなさい。」
「痴呆か。なら仕方ないわね。婆ちゃん、あのね此処はお店なの。お買い物するところなのよ。婆ちゃん一人で好き勝手にしたら駄目なの。保護者の人いないんでしょ?警備員さん連れて来てあげるから婆ちゃん此処で待っていてね。」
糞婆を痴呆婆扱いしよった。プルプルと糞婆が怒りに震えて真っ赤になってる。周囲からクスクスと笑い声まで聞こえる始末。
「
颯爽と警備員さんを呼びに行こうとする
「私は痴呆じゃないわ!何て失礼なの!?大体若者ときたら……ふじこっふじこっふじコッコー」
痴呆じゃないと叫びながら若者批判をし周囲の反感を更に買う糞婆。その姿に
「なら常識が欠落した糞婆だな。あんたみたいな糞が社会を語るな。若者の金で暮らしてる年金婆。社会のルールも守れない屑がっ!逆に言ってあげるわ!割り込みするような常識外れの糞婆が利用出来るような店じゃない!お前に似合う店はもっと下品な店っ!サッサと居ね!!」
殴りかかって来た割り込み婆をスイっと除け、周囲にバレん程度に足を引っ掛け転倒させた。
「痛ーい!!アンタ、私に足を引っ掛けて!慰謝料払いなさいよフジコーーーーーーー!」
喚く婆に
「あんたが殴りかかって来たのを避けただけじゃない。勝手に被害者面しないでよ。」
絶対零度の眼差しで見下す
周囲の人も
「そうだな。婆さんが勝手に横入りした上に注意されて逆切れ。しかも暴力を振るおうとして避けられて転倒したからって慰謝料って馬鹿じゃね?」
後ろの列に並んでいた女子高生の言葉に
「そうよね。割り込みして図々しいったら無いわ。この店に相応しい人間って、お婆ちゃんw全然相応しくないわよ。」
ママさんに止めを刺されていた。
誰かが呼んだ警備員に糞婆はドナドナされ、私は
酒類が多いな。
こうして私は買い物を終わらせ、
夜に
酒好きの
突拍子もない世界に連れてこられて、色々と苦労してるだろう彼女が息抜き出来れば良いが……
てかそろそろお開きにして欲しい。明日もあるのだし
「
サッサと寝ろとばかりに食べ散らかしたおつまみ等を回収していく。二人とも酔っぱらってヘラヘラと笑っているだけ。
こりゃ明日は二日酔い決定だなと思いつつ私は
私が就寝した後、
<皆良えか!?>
<大丈夫やで!>
<準備万端ですのぉ!>
「キシャシャ!」
四匹は暗闇の中でゴソゴソと動き出した。
<人間の姿に擬態出来る能力は、今のわし等にはない!だったらスキルを使えば良えねん。>
<せや!スキルポイントは、元々はわい等の物や。それを共有化してしまったんや!このままやとずっとマウスと乾パンの生活を強いられるで!>
<それは嫌ですのぉ↓>
「ギギギ↓」
<だから
<<<おー(ですのぉ)!>>>
「キッシャシャー!」
一致団結を見せる
酒に泥酔して眠りこけている
<
誘惑し始めた。
サクラは
<擬態のスキル付けてくれたらもっとサービスしたるで??>
シュルルと腕に巻き付く
「良いよぉ~」
了承しヘラヘラと笑っているのであった。夢の中とはいえ、言質を取った
<今からわし等にスキル取得させてやぁ>
<もっとメロメロになるからぁ~取得させて欲しいのぉ~>
「キシャシャ!!」
メロメロ猛攻撃をし、
スキルを貰った彼等はササササっと
次の夜から
琴陵姉妹の異世界日記if @konohana2023
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