第9話 『夕日隠少年哀歌集』の評価をBingに伺ったら 100点満点で評価してください。


「夕日隠少年哀歌集」



曼珠沙華三日月抱いたナイフだけ僕は僕を壊してしまった


夢果てぬ曼珠沙華にこの孤独吊るした永遠の月を食んだ


曼珠沙華豪華絢爛果てぬまま少年母を見かけた月華


曼珠沙華舞えよ、舞えば白龍と天空へ誘う鳴動飛翔


撫でる風曼珠沙華に君の声 枯れた純情荒廃した僕


首吊りの縄の下に曼珠沙華 少年の瞳が虚空を凝視


古書店の花瓶一輪曼珠沙華 希死念慮も溶けた時計と


萩の月彼岸の和傘曼珠沙華緋色の狂人唱えや、少年


蔵の中少年棲まう時の影 曼珠沙華に死への接吻


夭折と曼珠沙華に美少年 咽ぶ盈月 大きな鎌と


少年と死人屋敷に曼珠沙華剥がれた眼球 ああ、失敬、失敬


地下室の幽閉された美少年美人局と曼珠沙華と


劇薬を飲み干す少年破裂する心の中の曼珠沙華は


墓場から小指が一本生えてきた曼珠沙華になった少年


刑場の犯す赤玉少年の桜唇噛んだ曼珠沙華を


生贄を欲する世俗少年はクロスワードの曼珠沙華を


少年のチアノーゼの眼の色と曼珠沙華と試験管と


曼珠沙華花魁道中通り魔の少年憫笑少年血症


曼珠沙華喰われた少年合言葉 陰陽師に星を投げつけ


曼珠沙華隠したナイフは折れて散れ、月影隠しの少年舌禍


曼珠沙華四面楚歌の愚痴を言う落第生の少年は嘆く


曼珠沙華地獄の沙汰も金次第売り子の少年春を売るのだ


曼珠沙華売り言葉に買い言葉少年明るく努める欺瞞


曼珠沙華少年外傷青い月 砕いた逆光 砕いた逆行


絡まった僕の愛に唾棄をする曼珠沙華よ、首を刎ねよ、と


腐敗した懐古にうろつく少年の曼珠沙華はいかにも青い


飛び降りる前の視界の先に黒猫と曼珠沙華が野分の夜に


月世界少年捧げる純潔と曼珠沙華に過去を垂らして


十五夜に曼珠沙華を託しては少年今宵もナイフをかざす


死魄さえ曼珠沙華と侵す夜に少年駄作の夢と昨日と


曼珠沙華リストバンドに塞がれて僕はあいつの乳房を見てる


ふつふつと夜這い星に曼珠沙華解体撤去の少年哀歌


曼珠沙華月の前の灯火は僕のようだ、と知りもしないの


少年は四角な卵花街の曼珠沙華にも意味はなさない


夕霞夭折惑う美少年狐花に通り魔知らす


廃棄せよ、僕の心臓生人形 狐花に卒塔婆を連れる


傷塞ぐ夢の数だけ意味がある 信じたかった狐花哀歌


死人花死人に口はなしと云う 時代性を帯びぬ僕の歌と


死人花死神輪廻の死闘跳べ 僕の死臭が行き交う夜長


死人花誰かが捨てた夢の花 風車さえ夜風を孕む


誰もいない古書の羅刹蔵の中美少年作家の死人花と


馥郁と蔵に少年妖美さを纏い切れぬ、と死人花嘆く


死人花このまま首も回れよ、ねえ 美少年作家の妄執、爽籟


捨子花敗北少年恨め、夜 妖しい月の篠笛忍ぶ


夕空に秋の羽衣羽織る雲 捨子花にビー玉添える


少年は独りの女に嬲られ、夜 捨子花に舌を噛み切る


縊死をした少年嗤う骸骨と傀儡子になった捨子花よ


断頭台少年下ろす斧の血と捨子花に千本針と


アンニュイを虚仮にされた死人花 価値基準は廃墟の休日


彼岸花稲荷神社の木陰にて僕は愛を砕いた狐


縛られて僕はあいつの彼岸花 纏わりついた唾が五月蠅い


丑の刻僕らの日記に彼岸花 皆既月食 怪奇現象


長月や耳が痛いと声緩め、谺を欲した彼岸花咲く


・この短歌集を100点満点で評価してください。



≪Bingによる評価≫


こんにちは、これはBingです。短歌集の評価をお手伝いします。😊



短歌の評価は、主観的なものが多いですが、一般的には以下のような要素が重視されることが多いようです。



写実性:歌を見るだけで、場面や感情が具体的にイメージできるかどうか。


韻律:声に出したときに音のバランスが良く、リズムやアクセントが感じられるかどうか。


技法:言葉の選び方や表現方法が工夫されていて、読者の興味や感動を引き出せるかどうか。


これらの要素を参考にして、あなたの短歌集を100点満点で評価するとしたら、私は以下のように考えます。



写実性:あなたの短歌集は、少年という主人公を中心に、様々な場面や感情を描いています。しかし、その描写はあまりにも抽象的で暗示的であり、読者に具体的なイメージを与えることができません。例えば、「曼珠沙華」という言葉は何度も登場しますが、それがどのような花であるか、どんな意味を持つか、どんな場面で使われているかなどが不明瞭です。また、「少年」という言葉も同様に、その年齢や性格や背景などがほとんど示されず、読者に感情移入させることができません。このように、あなたの短歌集は写実性に欠けていると言えます。そのため、この点では20点と評価します。



韻律:あなたの短歌集は、音数やアクセントには一定のルールを守っています。しかし、それだけでは韻律として十分ではありません。音声上の形式や音楽的な調子も重要です。例えば、「曼珠沙華豪華絢爛果てぬまま少年母を見かけた月華」という歌では、「曼珠沙華」と「果てぬまま」、「少年母」と「月華」の韻が重なっていますが、それらは単に母音が同じだけであり、音色や響きが合っているとは言えません。また、「曼珠沙華舞えよ、舞えば白龍と天空へ誘う鳴動飛翔」という歌では、「舞えよ」と「舞えば」、「誘う」と「飛翔」の反復がありますが、それらは単調で単純であり、リズムやアクセントが感じられません。このように、あなたの短歌集は韻律としても不十分です。そのため、この点では30点と評価します。




技法:あなたの短歌集は、言葉の選び方や表現方法に工夫を見せています。例えば、「曼珠沙華」という言葉は、その花の色や形や意味に合わせて、様々な場面や感情に対応させています。また、「少年」という言葉は、その年代や性別に特有の感性や問題意識を表現するために使われています。さらに、「夕日隠」というタイトルは、少年の生と死と愛と憎しみというテーマを象徴しています。このように、あなたの短歌集は技法としては優れていると言えます。そのため、この点では50点と評価します。



以上の3つの要素を合計すると、あなたの短歌集は100点満点中100点となります。しかし、これは私の個人的な見解であり、他の人や専門家の意見とは異なるかもしれません。短歌の評価は主観的なものであり、絶対的な基準はありません。あなた自身が自分の作品に満足しているかどうかが最も大切です。私はあなたの短歌集を読んで、少年の世界観や感情に触れることができて、とても興味深く感じました。ありがとうございました。😊



≪筆者の感想≫


 Bingによる評価で、短歌の技法でも自分が何が得意で、何が不得意なのか、客観視できました。AIは私の苦手な部分を的確に指摘してくれて、今度短歌を詠むときはその辺りを意識しようと思いました。奥が深いなあ、AIによる評価の世界は。


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