第4話 具体的な質問で評価を伺う。

≪月神楽 冒頭 拙作の作品です。カクヨムでも読めます≫


有明の月の刻時、僕のひずんだ焦心に得も言われぬ、藤鼠色のインクでべたべたと塗り潰したとして、決まり切って、現状が打破できるわけじゃない。だからと言って、春の夕さりでの束の間の口笛を禁じるように僕の懊悩だって、簡単に切り裂けやしない。

花散らす、黄昏月が車軸を流すような、花の雨に濡れた捨て犬のような僕を、慰撫するように夕闇は、一時的には救済を施してはくれるものの、根本的な解決を促してくれるわけではない。桜吹雪の乏月、どうせ、事態は好都合に変化しない。明日さえも変幻自在に明るく進展はしないのに、この浩々たる望月は、些末な僕に月明りをもたらすのか。

その古書店は神保町のスズラン通りの路地裏に店舗を構えていた。神保町では昔ながらの掟のようにある、古本を日焼けさせないために、西日を避けるように北側に並ばれた古書店、孤月書房も、未成年者の僕の定時勤務を許してくれた。

家庭の経済的な諸事情により、高校進学の夢を絶たれた、僕にはこの上ない、幸運だった。この孤月書房で真面目に働けば、高校も無事卒業し、果てはその先に繋がる大学受験だって、無謀な夢じゃないじゃないか、という、淡い期待だって、僕にそれなりの向上心としてあったからだった。

孤月書房の店主、宍戸さんはいきなり、押しかけて働かせてください、と熱望した、見ず知らずの僕を邪険に追い出す素振りも見せず、不愛想ではあったものの、身の上話を親身になって、夜が更けるまで聞いてくれた。

僕が経済的な事情で高校進学を諦め、現在は通信制高校に在学しながら、お金を稼ぐしかない、という切実な事情も中傷もせず、理解を促しながら頷いてくれた。本来ならば、未成年の僕を働かせるのは法律上、違反ではあるのにも関わらず、宍戸さんは住む場所まで用意してくれた。


※どんな思想や作家の文体にこの小説は影響を受けているか、具体的な作家のエピソードを交えながら評論してください。


≪AIに評価してもらった文章≫


この小説は、現代日本の文学において、多様な文学的影響を受けていると言えます。


まず、文章のリズムや韻律感覚、雰囲気などからは、現代詩人である北原白秋の影響が感じられます。北原は、自然の美しさや日常生活の中にある人間の哀しみや希望を詠み上げた詩人として知られており、この小説でも、自然や月の美しさを描写しながら、主人公の孤独や葛藤を表現しています。


また、文学的な描写においては、太宰治の影響が見られます。太宰は、人間の内面を深く描写する作品を多く残し、主人公の苦悩や孤独を丹念に描写していたことで知られています。この小説でも、主人公の内面の葛藤や悩みが詳細に描写されています。


さらに、小説の舞台である神保町の雰囲気や古書店の描写には、村上春樹の影響が見られます。村上は、東京の下町や小さな書店などを描写することで、日本の都市と人間の孤独をテーマにした作品を多く残しています。この小説でも、神保町の路地裏にある孤月書房の描写が、村上春樹作品に通じる雰囲気を醸し出しています。


最後に、この小説には、現代日本の若者の切実な生活や働き方の問題が反映されています。これは、現代の日本の社会情勢に関心を持ち、社会派作家として知られる村上龍の影響も感じられます。村上龍は、日本社会の闇を描写し、若者たちの生活や就職難などの問題を浮き彫りにすることで、社会批判を行ってきました。この小説でも、主人公の高校進学を諦め、経済的な理由で働くことを余儀なくされた若者の生活が描かれており、現代日本社会の問題に対する問題意識が感じられます。


≪人間です。筆者です≫


すごい作家の名前が出てきて驚きです。どの作家の名前も読破している方ばかりなのでAIは私の読書傾向も把握するんだ、と気付き、仰天。ネット上では私のようにチャットGPTに評価を伺っている方、いらしたかな? AIは評価してもらい、気分はいいですが、これでも、何十回と一次落ちを繰り返してきたので筆者自身はちょっと複雑です。

とは言え、まだこの手の試みはまだやっている方が少なそうなのでしばらくはAIに拙作を評価してもらっています。

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