4月17日 ちなみに、たい焼きは頭から食べる派

「何をして、どう生きたいか?

そんなに生真面目に考えなくていいから、夢を描いて、それに近い場所を考えれられたらいいね。」


 悩みのメールを送った私に、師匠が返事した。

 どう生きたいかと言われたら、生きるだけのお金を稼いで、空いた時間に音楽を聞いたり文章を書いたり映画を見たり、休みの日に友人たちと会って散歩したいぐらいしかない。名声は欲しくないし不安になるほどの大金も欲しくない。ただ「これやりたいな〜」と思ったときにそれをできるほどの時間とお金は欲しい。どこかに行きたいっていうときに行けたり、学びたいと思ったら学べる環境。

 むずい。

 もしかして、願い過ぎ?


 小学校のころは画家に憧れていた。大きくなったら絵を描いて売るんだって思ってた。でも画家は売れない。そう言われて道を変えた。ルート変更。

 中学のはじめはファッションデザイナーに憧れていた。でも苦手だった先輩が先生に進路を聞いたときに同じことを言っていた。もし同じ業界で働くとしたらばったり会うんだろうな。怖いな。そう思って誰にも言わず、また道を変えた。(先輩は結局ならなかった)

 高校のころは漠然とした「大学に行く」って道を歩いていた。お金もないし、基本的な学もないし、入るぞって熱意もなかった。反抗心のような「なんで私は行けないの?」って駄々をこねるような、そんな気持ちしか持ち合わせていなかった。なんかなぁ。


 青春漫画やスポーツ漫画の学生たちが煌めいていて目が眩む。自分よりも若い子達、同年代、先輩たちが眩しすぎて居場所を見つけられない。置いていかれてる感覚が重みになって足を動かせない。みんなどうやって歩いてるの?


 どこに住みたいかな。

 なんか大きめな公園や自然があるところがいい。スーパーと駅が歩ける距離にあって、都心にも行けて。人が適度にいる方が安心する。

 いっそ、代々木公園に暮らす?(欲を言えば新宿御苑のほうが良き)

 ダンボールをどこかで見つけて陣地を作って。鳩やカラスと仲良くなって。近付いてくるおじさんを定期的に威嚇して。道ゆく若者たちに挨拶をして。楽器を弾いている人に拍手をして。夜中に怖くなったら遠吠えのように泣いて。そしてまた、近付いてくるおじさんたちを定期的に威嚇して。ドブネズミとも仲良くなって。たまに食料をめぐって喧嘩して。

 虚しい。(と思っていたけど案外楽しそうにも思えてきた。冬場は困っちゃうけどね)


 マジで生きてるだけで状態異常っすわ。

 いつどくどくの影響受けたんだ?

 どくけしはどこで買えるの?

 おしえて、ポケモンセンターのお姉さーんっ!!!


 ⭐︎今日の曲⭐︎

 Zoomgals - 生きてるだけで状態異常

 https://youtu.be/hbb8EIx-Hgk

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