16抄 〜路地裏に芽吹いた花と少女の百合〜
キツネバナ
〜路地裏に芽吹いた花と少女の百合〜
路地裏に芽吹いた夏の花
傷だらけで雑踏をゆく君に出会った
泣いてばかりの君を守るよ
嫌われて当然の私をキレイだと言ってくれた
だけどもう君はいない
キツネバナ 毒があることだって知ってたでしょう
どうして君は私を好きでいてくれたの
わたしバカだよね
永遠の命だと勘違いして
ひとりぼっち思い出の色に枯れていく
ベランダに揺れる夏の朝
何気ない休日だけど毎日が楽しいから
愛してくれた君を愛してるの
どんな君も眩しくて 大好きだったから
でもね もう私は長くない
キツネバナ 葉が散ったらもっとキレイな花が咲くよ
どうか私が散るまで好きでいて
わたしバカだよね
また逢えると言ってよ
ひとりぼっち暗い部屋に落ちるまで
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます