第6話 出発前夜祭

 カレンとエレナは夕食を食べた後、カレンの部屋に戻った。夜が更けて、二人はベッドに腰かけ、お互いの旅の目的について話し合っていた。


「カレン、知っていると思うけど、私は造形魔法を極めてこの胸をカレンみたいに大きくしたいの!」


 エレナは胸をなでながら、カレンの胸を見て夢を語った。カレンは造形魔法で巨乳になるのは難しい事は知っていたが、微笑みながら彼女に自分の目的を話した。


「私はこの収納魔法を生かすために、レアアイテムを集めることにするわ。もしかすると、胸を大きくするアイテムがあるかも知れないし。先ずは辺境の村リンドに行こうよ。そこで情報収集をしてから次の目的地に決めよう」


「ヴッ、ヴッ!ありがとうカレン。やっぱりカレンは大親友だわ」


 エレナは自分の目的の為にカレンも協力してくれる事を知り涙ぐんで感謝した。


 その時、チャーリーがカレンの胸元に潜り込んできた。


「ちょっとチャーリー、なにしてるのよ」


 カレンがチャーリーを優しく撫でると、彼はカレンの胸元に潜り込んでいった。


 エレナは笑いながら二人の様子を見守っていた。


「それで、旅の準備はできたの?」


 エレナが問いかけると、カレンは準備が整っていることを示した。


「私は収納魔法を使って、荷物をどんどん収納しているわ。エレナも荷物を持たずに、安心して旅を楽しめるはずよ」


 エレナはカレンの収納魔法を見て驚いた。


「ホント凄いわね〜。私も造形魔法を生かすために、必要なものを収集しなくちゃ」


 二人は旅の準備を進めながら、互いに励まし合っていた。


 やがて、チャーリーもカレンの谷間から顔を出して、三人は一晩を寝床で過ごした。


 翌朝、三人は一緒に旅に出発するため、ワクワクとした気持ちで荷物をまとめ始めた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る