ぶっころーさんが殺ル!

左手でクレープ

第1話 ぶころーさん依頼を受ける。

僕の名前は、R.B.ブッコロー。

みんなからは「ぶっころーさん」と呼ばれています。


日々、何とかっていう本屋でバイトさせられて、その店のYouTubeにも出させられて、奴隷のように働かされているミミズクなのですけど、それは表の顔。

僕には凄い秘密があるのです。


それは、僕が一流の異世界殺し屋ぶっころーさんであること。


本屋でのバイトは、代役のふくろうを当て。

YouTubeは似たみみずくを鳥貯めからの収録を撮り貯め。

当の本人は異世界を飛び回る人気のエージェント。


そんな僕に、今日も1本の電話が入るのです。


 ◇


RinRinRin♪RinRinRin♪がちゃ


「こちら、ぶっころーさんです。こんにちは!本屋のバイトですか?YouTubeの出演ですか?それとも、こ・ろ・し・♡?」


「はぁ?何だぁ?「こ・ろ・し・♡」って!寝ぼけてるんか?おいこら!YouTubeの収録もう直ぐだぞ!いつまで寝てるんだ!さっさと来い!」


「OKBOSS!スグニムカウ。」


「当たり前だ!はよ来い!このふくろうがっ!」がちゃ!


失礼しちゃいますね!この眼鏡野郎!

僕はみみずくです!Mi-MI-Zu-KU!OK?っちゃいますよ?



仕方ない。田中君を向かわせますか。

メール送信。これでよし!


みみずく3号田中君。

彼はブッコローさん歴5年のベテランさん。彼に任せておけば収録は大丈夫。

何時も君たちが見ているのは田中君ですからね?僕はあんなに口悪くありません。



これ、内緒だよ☆彡



さてと…急ぎの仕事は、これでりしましたね。


じゃあ、逝っちゃいますか異世界。

あの永遠のライバルをりに!絶対に逝くあいつを倒しに!


 ◇


僕の目は「オッド・アイ」、右目と左目の色が違います。

左目の白目が黄色くて、右目の白目は白いのです。


貴重でしょ?

え?肝臓が悪いんじゃないのって?他っておいてください!

昨日も午前様で記憶がないです!はぁ頭痛てぇ!


おっと。話を元に戻します。

この目、何で色が違うと思います?

こらそこ!また肝臓って言ったやつ!今夜るよ?


答えは、異世界に行けちゃう魔眼だから!理屈は知りません!

では、呪文を唱えて早速行ってみましょうか!異世界に!



ぶっころーさんは、左目に手を当て長い長い呪文を唱えます。

すると、左の黄色い白目がぐるぐると高速で回りだす!!!!



『俺の左目には……何かが宿っている!来た!来たぞお!熱い焼けるようだ!目が何かを訴えている!何を魅せようとしているのだぁああ!やめろ、やめろおおおお!な…何~!!!ふははははははははは!これはいい!これはいいいぞお!今夜☆お前を×ぶっ・こ・ろー!』


とう! 異・世・界~~転・移・!



こうして、僕は異世界へと旅立ったのだ。

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