手紙のチカラ

真真

第1話 手紙のチカラ

久しぶりに手紙をもらった。


姪っ子やごく少数のファンの方からもらうことはあるが、今回はちょっと違った。


なんせ、男友達からだ。


どっちかというと”漢”の方である。


白い封筒の中に白い便箋が二枚。


白が普通だとは思うが、漢からもらう白には妙なコワさがある。


便箋二枚にびっしり書かれた般若心経のような文面を見て僕は思った。


"はにゃ?"。


字が汚すぎて読めなかったのだ。


そして、人は読めない手紙に直面すると、可笑しなことに薄目で首を曲げてこう言う。


「・・・絵?」


何でもかんでもメールやLINEで伝える時代に、人の手紙には"相手の気持ち"を感じるものだ。


だが、読めなければ意味がない。


意味がない上に意味がわからない。


そして、超コワい。マジで。


手紙。


決してきれいに書けということではない。


人にとって大事なコミニュケーションだからこそ、相手に"読める字"を書くようにしよう。

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手紙のチカラ 真真 @shinshin_k

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