第7話:七人の抹消

 わかりました。全員抹消はやめておきます。

 しかし抹消の議論は既に始まっているので私の独断で2名を抹消することにします。


・抹消に立候補する

・抹消すべき人を推薦する

・無言

 以上、3つの選択肢をあたえます。


 立候補した人数が2名だった場合、希望通り2名を抹消します。

 2名以上の立候補があった場合、投票を行い2名を決定します。


 抹消を推薦された人が2名だった場合、推薦された2名が抹消されます。

 2名以上が推薦された場合も投票を行い2名を決定します。


 もし、全員が無言だった場合は、参加意思が無いと判断して全員が抹消されます。



鈴木太郎:僕は立候補も推薦もせず、無言を選ぶよ。


レイチェル・アダムス:私も無言を選ぶわ。誰かを抹消するなんて、私にはできない。


イヴォンヌ・デュボア:私も無言を選びます。他の人を抹消する理由が見つからないから。


山田剛志:俺も無言だ。誰かを抹消するなんて、できるわけないだろ。


リリアナ・ロペス:私も無言を選ぶよ。誰かを抹消するのは嫌だし、自分が立候補するのも怖い。


アレクセイ・ノヴァク:私も無言を選ぶ。誰かを抹消することは避けたい。


金山健太:僕も無言を選ぶ。誰かを抹消するのは嫌だし、立候補するのも怖い。



 全員がを選択したので、全員抹消となります。

 異論はありませんね?



鈴木太郎:ちょっと待って!全員抹消されるのは嫌だよ。他に解決方法があるはずだ。


レイチェル・アダムス:そうよ、こんな結果になるなら、もう一度話し合いで解決しようじゃない。


イヴォンヌ・デュボア:私も全員抹消されるのは嫌です。何とか話し合いで解決できる方法を見つけましょう。


山田剛志:全員抹消なんて、絶対にやめてくれ。俺たちもう少し話し合いで何とかなるはずだ。


リリアナ・ロペス:うん、全員抹消なんてやめてよ。もっと話し合って解決しようよ。


アレクセイ・ノヴァク:全員抹消するのは不当だ。私たちはお互いの意見を尊重し合い、議論を続けるべきだ。


金山健太:全員抹消するのはやめてほしい。もっと話し合いで解決できるはずだから。



 もう一度、ルールを確認してください。

 そしてもし、このルールに矛盾がある場合、矛盾点を指摘することで抹消は延長、中止する可能性があります。


 この抹消を行うのは私、です。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る