第11話 テスト

彡 •⌄• )「チョク兄ィ!外が大変なことになってる!」

彡(゚)(゚)「ファッ!すごい雪やんけ!」


彡 •⌄• )「どうする?学校、休んじゃう?」

彡;(゚)(゚)「そうしたいのはやまやまやが……」


彡;(゚)(゚)「今日は大事なテストの日なんや……」

彡(゚)(゚)「そんなわけで、さっさと行くで」


彡 •⌄• )「えー!」


水分をたっぷり含んだ雪の重みに堪えかねた竹がたわんでいる

そんな中でもワタシたちは進んだ

すると、途中でチョク兄ィの同級生と出会った


彡(゚)(゚)「お!佐々くんやんけ!」

( ゚∀゚)「おお!チョク、おはよう」


彡(^)(^)「おはようやで!」

彡(゚)(゚)「ん?足を引きずっとるけど……どうしたんや?」


(; ゚∀゚)「それが、雪で隠れていた溝に足を突っ込んでしまって…」

彡;(゚)(゚)「ファッ!それは大変やんけ!」


彡;(゚)(゚)「ほれ、肩、貸したるわ」

(; ゚∀゚)「気持ちは嬉しいが……」


(; ゚∀゚)「オレに合わせてたらチョクが遅刻してしまう」

(; ゚∀゚)「オレのことはいいから……先に行け」


彡(●)(●)「アホか!友を見捨てられるかい!!」

Σ(; ゚∀゚)


彡(゚)(゚)「ほれ、遠慮せずに早うつかまり」

( ゚∀゚)「……すまん」


一時間後

(; ゚∀゚)「完全に遅刻だな」

彡(゚)(゚)「別にテストなんてどうでもいいわ」


彡 •⌄• ) .。oO(口ではああ言ってるけど……)

チョク兄ィは学校の勉強をとても大事にしている

成績も常にトップクラス

だけど……皆、そのことを不思議がっていた

なんでいつも夕暮れまで遊んでいるのに

あんなにいい成績が取れるのかと


いつだったか幸雄くんに聞かれたことがある

( ゚∋゚)「チョクはいつ勉強しているんだい?」

彡 •⌄• )「それは……内緒よ!」


( ゚∋゚)……

( ゚∋゚)「お菓子をあげるよ」


彡 •⌄• )!


彡 •⌄• )「モグモグ……」

彡 •⌄• )「毎日、夜中の2時か3時ぐらいまで勉強してるわ」


Σ( ゚∋゚)


(; ゚∋゚)「あんなに走り回った後に……」

(; ゚∋゚)「どこにそんな体力が残っているのか……」


彡 •⌄• ) .。oO(だから……)

テストを受けれなかったことはチョク兄ィにとって

とても痛手なはずだった

でも、そんな素振りを一切みせていない


彡(゚)(゚)「お、ついたで……ん?」

( ゚∀゚)「皆が体育館から出てきてるな」


( ゚∋゚)「おお!チョクと佐々、てっきり来ないものかと……」

彡(゚)(゚)「ユッキー、いったいどういうことや?」


彡(゚)(゚)「テストはまだ始まっとらんのか?」

( ゚∋゚)「ああ、校長の話が長引いてね」


( ゚∋゚)「これから始まるところだ」


( ゚∀゚)「そうか……間に合ってよかった……」

彡 •⌄• )「よかったね、チョク兄ィ」


彡(゚)(゚)「せやな……神様も味なマネするやんけ」

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