高校生活
狼男
第1話 高校生活
「高校生活」
①一年生
今、僕は大学四年生である。当時の高校生活を振り返ってみようと思う。
高校生活は辛かった。勉強、部活、人間関係、どれも挫折した。生きている意味が分からなくなることがたくさんあった。今から書いていこうと思う。
入学式が終わり、最初の校内模試があった。この時の成績は80番/300人中であった。
平均よりは上だからよいだろう。ちなみに学力で言えば、僕の高校は県内で2番目にかしこいといわれる学校である。自分は勉強してさらに上を目指そう。漠然としたそんな気持ちがあった。最初の集会でテスト直しが成績アップの道だといわれた。
志望校はとりあえず難関大学にしておいた。もちろんE判定だった。河合塾の全統記述模試を受けてその判定が出た。
ここで部活の話になるのだが、卓球部に所属していた。同級生皆、卓球が強い。9割が中学時代に県大会に出場している。部内戦をして接戦になることが多かった。部活と勉強両方していた。水曜日が部活のない日であった。その日は毎週図書館へ通い、数学のチャート式を解いていた。この時の自分は難関大学に行きたい気持ちが強かった。ブランドが欲しい。そう思った。入ってから何が学びたいとかそういった気持ちはなかった。自分の教室には神戸大学の赤本があった。のちに自分のものにした記憶がある。一年時の終わりにもらったのだ。
一年時の自分の学力は駿台全国記述模試で神戸大学C判定という結果だった。
一年時に英語の先生から「皆さんは英検準二級を受けてもらいます。」という宣告を受けた。
筆記も面接も突破して受かったのだが、中間テストの前にあるのがきつかった。
夏休みは大量の課題があった。文化祭の準備はたまに参加するといった程度だった。
予備校の夏期講習に参加した。10万円かかった。予備校には進学校の生徒がたくさんいた。
中間テストは半分より少し上といった感じだった。進研模試は苦手だった。
この高校ではディベート大会、情報の授業でCG作成、英語でプレゼン大会と多くを経験させてもらった。情報の授業が楽しかった。オーストラリアへのホームステイでパスポートを取りに行った記憶がある。友達関係はうまくいかなかった。クラスになじむことが難しかった。移動教室も一人で移動することがおおかった。空想の世界でいることが多かった。
成績の事ばかり書いているから勉強しか眼中になかったのだと思う。
数学が得意科目であった。模試の数学は抜群にできた。学年で10番くらいだった。
自分の成績は安定しなかった。後。英語の発音が下手であるのがコンプレックスだった。
皆、発音が上手だった。先生からは、模試の結果に一喜一憂するなといわれた。
卓球をしているときは蕁麻疹が出るようになった。かゆくてかゆくて仕方がない。
病院へいったが効果はなかった。部活でも居場所がないと感じるようにもなった。
同じ部活のやつに「お前ってボッチだよな」といわれたのが傷ついた。
スクールカーストという存在を知らなかったが、クラスの人気ランキングがあればおれは最下位だろなと思った。成績を維持できたのは高2の夏までだった。懇談会で担任に
「神戸大学この調子だと受かりますね」と模試の結果を返却されるときに言われた。
同志社大学もC判定だった。
二年生
春休みはオーストラリア研修にいった。一学期、もう学校に行きたくなかった。
吐き気が自分をおそう。友達がいなかった。もう学校行きたくない。成績も一年生の時よりもずいぶん落ちていった。2学期からは保健室に通うようになっていた。
授業を欠席することもおおくなった。部活もやめた。ここまで書くと悲しくなってくる。
担任の先生が顧問でもあったので、関係が気まずくなった。成績も数学をはじめ下がっていった。もともと記述式の問題が苦手だった。古文や英語も何が書いてあるかさっぱりわからなくなっていった。成績も最下位をとりはじめた。神戸学院大学にしかいけないんだろうな。
この時からおれは難関大学なんて無理だということを心のなかでどこか悟っていた。
勉強どころではなくなった。受験で力を発揮できる自信がない。クラスの行事も欠席しはじめた。保健室に行くたびに授業を抜け出すことについて罪悪感があった。
親にも学校での状況を心配された。社会不適合者という言葉は自分のためにあるようなものだと思った。陰キャである自分がコンプレックスだった。
成績を上げるために他の友達に勉強方法を聞いて実践板が、自分には向いていなかった。
担任の先生とも日がたつにつれて厄介な奴と思われるようになった。自分の症状も日に日に悪化して精神病院にいくことになった。
英語の見直しをする気にもなれなかった。さっぱりなのだ。高2の夏から中間テストもできなくなった。
地学基礎が一番苦手だった。平均点-20点を取り続けた。
高校3年生
授業についていけなかった。マーク模試も英数国5割をきってイライラしていた。
今までの結果が嘘みたいだ。E判定が出た。泣きそうになった。いける大学がない。
その前にこの高校を卒業できるかが心配だった。周りは受験モードだった。
文系だったので数学の授業はひたすらセンター対策だった。
成績が落ちた原因がわからなかった。うつ病にかかって集中力が切れたのだろうか。
単語も文法も一生懸命やったのにもかかわらず、長文の前で手が止まるようになった。
さっぱりわからない。
担任の先生が変わった。
数学の先生に今の状況を相談した。
「お前と同じような状況の女の子がおった。その子は一浪して阪大へ行った。教科書を完璧にした。練習問題を解いてきたら○付けしてやる。」うれしかった。
日本史だけは唯一、得意だった。センター試験でも8割とれた。センター後のマーチと呼ばれる大学群の問題を解いたが、合格点まで取れた。暗記科目で稼いで特待生で今の大学に進学した。
センター国語は古文8割、漢文6割だった。しかし、評論と小説で間違えて全体としては5割だった。
英語は今でもできない。英語ができるようになりたい。長文を読めない。現代文が苦手なのかもしれない。TOEICの長文も読めない。
三年生の時はあきらめもあった。どうにもならない。状況を改善する努力もしなかった。
勉強時間も同じ高校の連中に比べればあんまりできなかった。
現代文の授業で「舞姫」を勉強したのは記憶に残っている。
また改変します。今日はここまで。
高校生活 狼男 @shinshin4445
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