第10話 記念オフコラボ③


何故か一期生の先輩とシュマブラをすることになった。まぁネタがなかったから良いんだけどさ!ありがとう先輩!


「僕はね、こんなときもあろうかとシュマブラを特訓してきたんだ。君を倒すためにね!」


「その努力も俺の前では無力なのさ!フハハハ!!!」


『セリフが魔王と勇者』

『でも雅は蘭にパーフェクトゲームで勝ってるからなぁ…』

『蘭のセリフフラグにしか聞こえねぇ!』


「コメント欄がフラグとかなんたら言ってるけど今回こそは勝たせてもらうよ!」


「やってみなさいよぉ!!ちなみに負けたら今度から雅♥️って呼んでね」


「じゃあ君が負けたら僕の事蘭♥️って呼んでよ?」


『ハートが見えた気がした』

『きっっしょ…』

『これが噂の蘭×雅か…』


「失礼だけど先輩とのカップリングはやだ」


「はぁぁぁ!?僕だって嫌なんですけどぉぉぉ!?何僕は別に大丈夫みたいな雰囲気だしてんだよ!」


『さっそく喧嘩すんなよww』

『最早仲が良いまである』

『草』


「ほら、先輩さっさとキャラ選んでくださいよ。まさか俺に先に選ばせてメタキャラ選ぶとかそんな姑息な手は使いませんよね?」


「そ、そそそそそんなことしないよ?」


『嘘がつけない男、無道 蘭』

『動揺しすぎだろ』


「僕はこいつだ!マリモ!」


「あー…はいはい、配信で練習してましたもんねww 」


「テメェは俺を怒らせた…ぶち殺してやんよぉ!」


「始まりますよ」


「あ、おけ」


「雅くん頑張ってね!」


『情緒どうなってんだこいつら』

『やっぱ蘭×雅か』

『万葉くんが清涼剤』

『プロレスが大好きなやつらめ』

『プロレス…それすなわち蘭と雅が体を擦りあってる…ってことぉ!?』

『ヤバイやつのコメント見えたキモいって!!』


「ヤバイコメントしたやつ、消させてもらう」


「うん、消して?僕も嫌だよそれ」


「俺の鍛えたゴリラにひれ伏すがいいわ!」


「そんな図体のデカイキャラなんか僕のマリモの的よ!」


「あ、さっそく1スト落としそうですけど大丈夫そ?www」


「このゴリラうぜぇ!なんだこいつ!あぁぁくそぉぉ!!」


『大先輩を煽りまくる新人っておもろい』

『蘭虐か』

『もっとやれ』


「いやまだだ!この無敵時間を使ってコンボを仕掛けていく!」


「ジャスガ…やっべぇ掴まれたぁ!?」


「フハハハ!沈めゴリラ野郎がぁぁぁ!!」


『あれ?意外といい戦いしてね?』

『楽しそうで何より』

『二人だけ盛り上がりすぎて他の四人横で雑談始めちゃってるけど』


「先輩なんか掴んで崖のこのなんか斜めのところで当てて落としてくれるわ!」


「おいやめろ!コントローラー!レバガチャを頑張って耐えてくれ!」


「おるぁぁぁぁ!!」


「あと1ストだとぉぉぉ!?」


「やはり先輩は俺に負ける運命なのさ!」


『お、これはまた雅が勝つやつか?』

『こいつらうるせぇwwwww』

『え、なんか喋ってる?』

『鼓膜破壊ニキいるやん』


「ここはこのメテオじゃごらぁ!」


「やべぇ調子のったぁ!」


「フハハハ!!これで同点、どっちが勝つか分からなくなったな!」


「あ、なんかセリフ言ってる途中悪いっすけどもう崖際っすよ」


「おい卑怯だぞ!まだ戦隊物で言う変身!のとこだろ!」


『俺いつも思うんだ、なんであの瞬間に攻撃しないんかなって』

『そりゃテレビ的に変身中に攻撃されたら全国のキッズが冷めるだろ』

『ママー!この怪人ノリっての分かってないよ~!』

『草』


「や、やめ、やめろぉぉぉぉぉ!!!」


画面にはゲームセットの文字が出る。


「やはり先輩は俺には勝てないんですねぇ!」


「くっそ、また今度シュマブラ付き合えよ!」


「コソ練してることバラしちゃってますけど」


『なんか仲良いと思ったらそういうことね』

『やっぱ蘭×雅じゃねぇか!』

『そりゃ一回絡んだだけで普通は大先輩にプロレスかけにいかんだろ』


「てなわけで次!万葉くんと花咲!」


「万葉頑張れー」


「君たち私に応援はないんですか」


「だって応援してもどうせ勝つじゃん」


「ケッ、冷めてんな」


「可愛らしい女子が吐く言葉じゃないでしょそれ」


「あ、そうそう雅くん、パフェ美味しかったよ。美味だった」


「あ、闇夜先輩のお口に合いました?ならよかったです」


「おい雅、僕にだけ対応違うのは違うだろ」


「はて何の事やら。ところで万葉は何のキャラ使うの?」


「僕はね、ビチューを使うよ!」

ビチューか、自傷ダメージが入る代わりに火力が高いキャラである。

それに対して闇夜先輩はビカヂュウ。

ビチューよりも火力は低い代わりに自傷がないキャラだ。


【レディ ファイト!】


「先輩、今回は勝たせてもらいます」


「犬っ子男子よ、私のシュマブラ歴を知ってるか?8年だ」


「先輩、すみません、僕は13年です」


「は!?」


「先に1ストもらいます!」


そういって華麗にコンボを決める万葉。

先輩もどうにかして抜け出そうとするがメテオを決められてノーダメで1ストを取られてしまう。


『あの花咲ちゃんから1スト取るってやばくね?』

『花咲ちゃんってプロと戦って勝つくらいだぞ?』

『やっぱヤバイやつの同期もヤバイやつなのかよ!』


「ぐぬぬ…犬っ子男子、いや万葉くん、それだけで勝ったと思わないことだね!」


「先輩先輩、声震えてますよ」


「雅くんシャァァラァァァップ!」


「先輩余所見してますけど大丈夫です?」


「…あっ!」

画面を見た頃には崖より外に出されてまたコンボを決められそうになっていた。


「ビカヂュウ!避けて!あぁ…」

サ〇シじゃないんだから避けないでしょ、と思ったけど言うのはやめた。

「雅くんが喋りかけるからだろこれぇ!負けたら今度飯奢れよぉ!?」


「それそっちが目的ですよね!?」


「万葉くん、私はここから三縦を決める!」


『無理だろ!』

『マジで声震えてて草』

『シュマブラV COOL最強を名乗ってたのになぁ』


「行くぞごらぁぁぁぁ!!」


「すみません、ジャスガさせてもらいます」


「はへ!?」


『あれ、これ誰かの配信で見たことがある光景だぞ』

『デジャブ?』

『あっれれぇ?おっかしーぞー?』


「あっ…」

結局攻撃を入れられて先輩は負けました。


「闇夜先輩、対戦ありがとうございました」


「う、うううん。ま、また対戦しようね」


『動揺しすぎだろ』

『やっぱこれどっかで見たことあるぞ!』

『雅と蘭の初コラボの時のやつやん。パーフェクトゲームやし』


「で、先輩方、こっちもう二人勝ったんで勝ち確定なんですけどどうします?」


「悠久先輩やりましょうよ!」


『あっ』

『悠久ってたしか…』

『あ、この流れは』


「ごめんね蜜柑ちゃん…私格闘ゲームできないの…」


「「「え?」」」


「そう!何を隠そう悠久はストリートファイターズなどのゲームがまったくできないのである!」


「じゃあ何でシュマブラ勝負なんて挑んでるんです!?」


「いやだって、練習した僕とプロにも勝てる花咲がいれば勝てると思うじゃん!それで二勝してはい、先輩は強かったってことにしようと思ってたのにさ!」


『そりゃ花咲ちゃんなら勝てるだろうがお前雅にボコされてただろ』

『お前勝てなかった場合どうしてたんや』

『ざぁこざぁこ!』


「そのときは引き分けにしたよ!引き分け寄りの僕たちの勝ちみたいな」


「勝負はできなかったけどパフェは食べれたし私は満足よ!」


「ま、まぁ!一期生vs新人のシュマブラ対決は新人の勝ちってことで!そろそろ配信終わりたいと思います!春野雅でした~」


色々あったけどなんとかいい感じに終わった配信だった…


「じゃ、花咲先輩との約束もあるし寿司でもいきますか」


「え、僕たちも良いの!?」


「え、蘭先輩は奢りませんよ。お金持ってるでしょ」


「女にだけ奢るとかサイテー!ツイートして炎上させてやる!」


「一応僕もいるんですけど…雅くん、僕も払おうか?」


「いや、万葉は奢る。蘭先輩はダメ!まぁ冗談なんですけど、せっかくなんで回らない寿司でも行きますか」


「わーい!雅くん大好き~!」


「蘭先輩キモい」


「雅くん、ゴチになりまーす!」


「約束通り私に飯を奢るのだぁ!」


「最近雅くんに奢ってもらってばっかな気がする…」


「万葉くん、気がするじゃなくて奢ってもらってばっかなんだよ」


「まぁまぁ二人とも!そんなこと気にせず寿司食いにいこうぜ!お兄さんに任せなさいよ!」


◆──【俺の50万人と同期の10万人突破記念オフコラボ◆ 春野雅】

最高同時接続数 45000


春野雅 登録者数 500000→515000

秋原 万葉 登録者数 100000→110000

夏風 蜜柑 登録者数 100000→105000


◆──あとがき

前の登録者が分からないと思ったので登録者数の表記を変えました!








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