シスコン姉は演劇をする
ライトスポットが舞台に照らされナレーターが声を掛ける
ああ、ついに演劇デビューの日が来てしまった...‥‥‥
勿論私は男装しており王子様の服をちょっとキラキラさせた感じのを
ディランは大人しめのドレス、クロードはキラキラのザ・プリンセス、って感じのを着ている
私達は先生の魔法で17頃の姿になっており見バレしないと思う、多分
スポットライトがこちらへ向くのを確認して...‥私は舞台へ出た
「愛しのセシリア姫。僕の全てを君に捧げよう」
私は恥ずかしくて普段は絶対に言えないセリフを言いディランは大本通り泣いている演技をしている
「クレイ王子...‥‥‥」
そして抱き合いラブラブしていると...‥‥ヒロインことクロード登場だ
フリフリのドレスを揺らして私に近づく
「セシリア様ズルいわぁ王子とお話するのはこのア・タ・シ・なのに!クレイ王子、私とお話しよ♡」
クロードは私の片方の腕にまとわりつき上目遣いをする
クロード、ディラン、私は先生の指導を受け恥じらいを捨て無心にセリフを読んでいる
私はクロードの手を取りニコリと笑う
「勿論です、シンデレラ」
「いやぁ〜ん♡」
クロードの額にキスを落とし......クロードはわざとらしく答える
この台本改めて思うけど恥ずいなぁ
私とクロードを見てバキリと扇を握りつぶしたディランがいた
どこかのディランに嫉妬した豚みたいに握りつぶしている
怒ったときの演出は結構体力使うんだよね
「クレイ王子とお話するのは私です、ね?シ・ン・デ・レ・ラ」
ディランは背後からゴゴゴゴゴゴ...‥‥‥と目にも見えぬオーラを出している
――――――こうしてどんどん場面は進んでいき遂に最終場面まで進んだ
「これにて、セシリア・リアと婚約破棄する!!」
私がディランを突き放し冷たく言い放つ
そろそろ疲れてきたんだよねぇ
早く水飲みたい...‥‥しんどい
劇が終わると私達はお辞儀をし撤退する
そして裏舞台の役員を呼び出してもう一度礼をする
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