二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート

前回までの~無名・・・詰んでる?は

現代日本の普通のサラリーマンだった沢森武は、有給休暇で帰省した田舎でベタに木から落ちるという事故にあって戦国時代に転生してしまう。


生き残るために、家を、みんなを守るために父親にプレゼンをすることになった沢森政忠(沢森武)。


横瀬浦に南蛮船を誘致するために、「大村家との同盟が必要」と、内政、外交、軍事の面で提案を行う。


しかし、直接大村純忠に話をするには、沢森の家格は低すぎる。そのためには小佐々水軍の棟梁である、小佐々弾正純勝を納得させなければならない。


「口だけではなく、納得させる材料」が必要と、一ヶ月の間に用意しろ、と難題をかけられるのだった。


前世の知識と戦国の知識もあって、役に立つアイデアはたくさんある。しかし、金をあまりかけず、時間もかからず、少人数でできるもの。


条件は限られている。


まずは領内の状況を把握しなければ、と小姓の小平太をつれて城下町にでる政忠だったが、発展途上すぎる城下町をみて驚きを隠せない。


そうこうしているうちに、政忠は衝撃的な光景を目にする。


海上の島が敵襲を受けていたのだ。


急ぎ城へ戻る政忠と小平太。


小佐々弾正への援軍も要請し、父と叔父たちと戦場へむかう政忠。


海戦は大勝利。


当時としては画期的な新兵器で、初陣の政忠も、運も手伝って敵将を打ち取ることができた。大手柄である。


しかしその代償として、父である政種が明日をもしれぬ重体となってしまった。


なんとか一命ととりとめた政種だったが、政忠に信じられないような事実を告げたのであった。

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