朝刊
新鮮な朝がくしゃくしゃにならないように
ちぎったり貼ったり
体の奥で響きすぎるのを
こうして抑えているの
斉唱を
ペットボトルの中で転がる光に浸して
どうか分散していくようにとお願いする
細やかな緊縮を
至るところに掛け違えて
まるで臓器や指先に至るまで
恋をしているみたいだった
私の薄いまぶたが
遠くからノックする光でうるおうとき
作りたての天気に
重心が魅せられてしまって
寝相を打ったため
今日もまた一からやり直し
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