何故か日本人だと思って貰えない話

年末に帰省した時の話。

ショップ店員さんが、横に立ってずーっと英語を話していた。『何、独り言を言ってんだ』と無視して商品を選び続けていたら、耳元で「This Bag……」と。


店員さん、私を外国人だと勘違いしたそうです。


20代でバックパッカーもどきをしてた時もそうだったんですが、特に海外では一度も日本人だと思われた事がないんですよ。


お陰で金品を狙われたりする事もないので、それなりに快適な旅を送ってたんですが。


特に特徴のある顔もしてないんですよね。

鏡見て、簡単な顔してんなあって思いますもん。


台湾に行った時に、店員のおばちゃんから四カ国語で話しかけられた事がありました。その中に、日本語がなかったっていうエピソードがありましてですね。


・英語

・中国語

・ハングル

・聞き取れなかった謎の言語。タイ語?


ポカーンと店員のおばちゃんを見つめて石化してしまった。何を言ってるのかまるで分からなかったから。英語で話してくれって言ったんだけど、英語ができねえってカタコトで言ってた。


そのうち、一人の女性が「are you from?」と聞いてきたのでJapanと即答。女性が通訳してくれて「日本人ですか?」って、日本語で店員のおばちゃんから言われたと言う……


海外に行くと、確かに日本人って識別しやすいんですよ。一番はやっぱり服装かなあ。後は、店前で駄弁るのも特徴的だなあと思います。この後どうする?って入り口の所で固まっちゃうやつね。


一回、見るからに現地のチンピラがその様を指差して、悪い言葉を吐いたので「私は日本人だ。お前今、悪口言っただろ」とカタコト英語で注意した事があります。


そう言えば今、思い出したんですけど、沖縄の離島でもお爺ちゃんから「アンタ、どこの国から来たの?」って真顔で聞かれた事がありました。「本州だよ」って真顔で答えたけど。


本当に、何人だと思われているんだろう……不思議。


特にオチもなく、今日の話はここまで。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る