第16話

 ドデベアーの居る森に向かおうとすると、冒険者ギルドの入り口のドアが『バン』っと開いた。急にドア開きビックリして体がビックっとなった。


 急に入って来た、二人は息を切らし座り込んだ。二人を心配したリゼさんは、その二人に近づき声を掛けた。


「「はあ、はあ、はあ....」」

「だ、大丈夫ですか?」

「ヤバいです」

「大型の魔物がこの国の近くにいるかもしれない」


 息を切らしながら、リゼさんはに伝えた。


「え....?詳しくお願いします。」

「はぁ、はぁ、はぁ....ああ、俺はこいつと一緒に危険な森の調査で入った。」

「はい、確か依頼で魔物の調査の依頼を受けたグレンさんとイブラさんですね。」

「ああ、そうだ。」


 眼帯男が、息を整えて喋り始めた。


「グレンさん、それでどうしたんですか?」

「最初は、イブラが見つけた魚の食い後だ。最初は、だれかの食い荒らしかと思ったが人間が食べる量にしては異常だった。俺の見立てだが、100匹以上は食べていたんじゃないかと思う。」


 リゼさんに詳しく説明し始めた。

 お姉さんは、その状況を詳しく持っている紙でメモを取っている。


「それで」

「俺とイブラは、嫌な予感がした。だから、俺たちは森をもう少し調査した。そしたらだ、木がへし折られ何者かが通った道を俺たちは見つけた。ありゃ~ドデベアーの亜種かもしんねえ」

「亜種ですか?」


 眼帯男が、つらつらと話していく。

 周りの冒険者たちは、ざわつきし始めた。


「ああ、お前もあの道覚えているよな」

「はい、あれは普通の魔物が通ったにしてはおかしな通り道でした。」

「そうですか、ご報告ありがとうございます。報告の報酬金を増やしておきますね。疲れたでしょう、あそこの酒場で休憩して行ってください。」

「待ってくれ、まだ続きがある。その道は森を抜けていた。多分だが、森から抜けてノロット王国付近にいるかもしれない」


 リゼさんは、ある程度情報を聞き出し、聞きだしたことを書いたメモをギルド内に持っていこうと二人から離れようとしたが、まだ話の続きがあると、眼帯男に止められた。


「え!?」

「だから、グレンさんと俺はこんなに走って来たんですよ。」

「これはまずいです。」


 周りにいた、冒険者はざわざわとし始めた。

 リゼさんもこわばった顔をして、メモの内容とうを見て急いでギルドの従業員しか入ってはいけない所に入って行った。


 数分すると、リゼさんが右手に紙を持って戻って右手の紙を付きだした。


「ギルド長からの緊急討伐依頼です。大型魔物らしき魔物がこの付近をうろついているかもしれません。魔物はA級以上だと断定。魔物はドデベアーの亜種の可能性があります。緊急依頼につき、報酬は金貨20枚です。B級以上の冒険者の皆さんお願いします。」


緊急:大型魔物を討伐の依頼が発生した。





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