イギリスというお国

KOFUMI

第1話《イギリスというお国》

 紅茶、貴族、庭、薔薇、霧、不思議の国のアリス、シャーロックホームズ、ハリーポッター、等々。思い浮かぶ物はゴマンとあります。

 日本の漫画なんかの舞台にもなっていますよね、伯爵カインシリーズ(由貴香織先生)、黒執事(枢やな先生)、エマ(森薫先生)等々。

 イギリスに興味を持ったのは幼稚園で必須だった英語の勉強にと、何故か父にマイ・フェア・レディを見せられた四歳。かなり昔の映画なんですがドハマりしまして「イギリスに行けばヒギンス教授に会えるんだ!」と子供心に思い、月日は流れ・・・・自分が英語が超絶苦手になっていた事を知った中学生、アメリカへの夏季留学やらで「英語は英語でやれば解るじゃん」と思った高校時代。結局「米英よりも英英だな!」と初心に戻り英国留学。


 留学したけど「ヒギンス教授は何処にも居なかった!!チクショー!」って事で、そんな長い間行っていた訳でも無いのですが、なんだかよく解らないけど面白い経験ってのを色々としているらしいので記録として書いてみよう!という試みで始まります。


 イギリスって国は日本に良く似ていると思う。

島国だからなのか、王政があるからなのか、その辺はよく解りませんが本音と建前を使い分ける国でもあります。でも自分の意見や意思はしっかりと相手に伝えなければなりません、日本の様に「察してください」ってのはありません。寧ろ、「察してください」「空気読め!」ってのは世界中で日本だけじゃね? 自分の意見や意思を主張するっていうのは、【意地になって自分の我儘を通す】というのではなく、「私は○○と思うのですが、あなたはどうですか?」とう意見を述べ「あなたは○○と思うのですね、私は△△だと思います」と言う意見が返って来たとしても「ほぉそうなんですね、ではこれに関してどちらの方向で参りましょう?」と話し合う事です。

 海外に行ってよく言われるのが「日本人はOKと言っておいて、後でNOだったと私が居ない場所で言っていたと人から聞く事があるから、凄く困る」ってご意見。あぁ解る、それ「察して」の精神ですよね。「日本人なのにちゃんと自分の考えを言えるのね!」と長年生徒を受け入れているホストマザーに驚かれました。情け無いぞ・・・日本人。

 そしてあちこちで「日本人なのに!」と驚かれる現象を巻き起こした人です。トラブルメーカーってのとは違うと思いたいねぇ。


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