第45話「タイムリミット」

ブラフマー「ルミカが死ぬまであと10秒だ!」


オメガ「な!!!!!!!」


ブラフマー「お前の負けだオメガ」


ルミカの方へ向かうオメガ


オメガ「く!間に合え!!」


ブラフマー「行かせるかよ!」


立ち塞がるブラフマー


オメガ「どけよ!!!」


ブラフマー「やーだね」


オメガ「どかす!!双魂!!」


創造で別の場所へ移動させられるオメガ


オメガ「クソ!!」


向かうオメガ


ブラフマー「無駄だ、その距離からじゃな」


オメガ「うぉおおおおおおおおお!!!」(距離が縮まらねぇ!!)


ブラフマー「4,3,2…」


オメガ「ルミカァ!!!」


バァン!!!


二人「ッ?!!!」


ルミカを捕らえていた能力奪取壁が砕ける


ブラフマー「あ?砕けた?!」


オメガ「…どうなったんだ?」


ブラフマー(アーロットの話ではルミカを取り込んで能力奪取壁から能力玉が吐き出されるって聞いたはずだが?!砕ける?!…失敗したってのか?!いや、砕けられるわけがねぇ!この装置は神の力か悪魔の力じゃねぇと壊せねぇって言ってたぞ!)


?「その驚きっぷり、どうやら借りは返せたようだな!」


オメガ「誰だ?」


ブラフマー「ッ!!!テメェ…」


シヴァルビア「ラグナロクの時の借り、返したぜクソ野郎!」


~回想~


ベロード「能力が元に戻った?なぜだ??」


シヴァルビア「どういうことだ?!破壊したはずだぞ!!」


ベロード「…」


シヴァルビア「…てめぇかぁああああああああああ!!!」


ブラフマーを見るシヴァルビア


ブラフマー「バレちまったか。俺の視線にひかれたか?」


~回想終了~


ブラフマー「…く!!」


シヴァルビア「アヒャ、だいぶ効いてんな!こいつがなんなのかは知らねぇが、女が埋まってたってことは高速道具を壊せばいい!大当たりみてぇだな」


ブラフマー「俺の計画をあと一歩のところで…シヴァルビア・グルゼリア!」


シヴァルビア「テメェだって俺の邪魔しただろ?それに昼寝の邪魔もされたしな!ここで殺るか?」


ブラフマー「上等だ!もともとお前が一番殺したいクズ野郎だったが、殺意がもっと上がったぜ!」


オーラを上げるブラフマー


シヴァルビア「フフ、そいつぁ嬉しい誤算だ!俺もお前が一番ぶち殺したい奴だからな!」


シヴァルビアも上げる


互いのオーラが共鳴し地震が起きる


オメガ「く!なんてオーラだ!」


ピキ


少し空間に亀裂が入る


ブラフマー「…」


シヴァルビア「…」


オメガ「なぁ、待ってくれ!」


シヴァルビア「あぁ?」


オメガ「ルミカを助けてくれてありがとう!でも、こいつの相手は俺なんだ!俺にやらせてくれないか?」


シヴァルビア「別に女助けたわけじゃねぇしテメェ誰だ?」


オメガ「オメガって言うんだ!よろしく!って呑気なこと言ってる場合じゃねぇなw悪いけど俺に譲ってくれ!こいつとはけじめをつけたいんだ!」


シヴァルビア「ハッ!知るか、俺は今こいつをぶち殺してぇんだよ!」


オメガ「それでも引き下がるわけにはいかねぇ!」


シヴァルビア「あぁ?んじゃぁまずお前から死ぬか?」


オメガ「聞いてくれないなら仕方ねぇな!」


構えるオメガ


シヴァルビア「…」


オメガ「…」


シヴァルビア「クソが!興醒めだ」


ブラフマー「あぁ?」


シヴァルビア「クソ野郎に借りは返せたし、俺は昼寝の続きをする」


ブラフマー「逃げるのか?」


シヴァルビア「黙ってろ!俺と戦いたきゃせいぜいそこのガキに殺されないようにするんだな」


去るシヴァルビア


ブラフマー「く!!どいつもこいつも俺をなめやがって…」


オメガ「…」


ブラフマー「オメガ…この怒りはすべてテメェにぶつけるぞ!」


オメガ「あぁ、来いよ!」


ブラフマー「創造奥義!獄門懲!!」


一瞬にして門に閉じ込められるオメガ


オメガ「なんだここは?!」


モードが強制解除する


オメガ「イグニッションが!…」


ザシュ!


背後から2本の槍に貫かれる


オメガ「うぐ!!」


ブラフマー「死ね!俺の邪魔する奴は全員なぁ!」


オメガ「く!うぉおおおおおおおおおお!!!」


オーラを上げるオメガ


オメガ「っく!全然ダメだ!」


ブラフマー「この中じゃどんな能力も無力!俺のオーラ全てを使った一撃必殺だ!」


首、両手足に鎖が巻き付く


オメガ「なんだ?!」


ザシュシュシュシュシュシュシュ!


斬撃がオメガを襲う


オメガ「あが!!!」


ブラフマー「じゃぁな、木偶の坊!」


首、両手足が鎖で切断される


オメガ「ッ!!!!!」


ブラフマー「…フ」


世界が戻る


ブラフマー「創造でオーラも戻す!」


オーラを全回復するブラフマー


ブラフマー「そう遠くは行ってねぇだろ!今すぐ追いかけてぶちのめす!」


オメガ「待てよ」


ブラフマー「な!!!」


オメガ「俺が相手だ!」


ブラフマー「なんで…生きて!!」


オメガ「オーラ分身だ」


ブラフマー「分身?!いつの間に…」(俺とシヴァルビアが向かい合ってるときか?こいつ…)


向かうオメガ


ブラフマー「なら二回目はどうだ?創造奥義…」


オメガ「く!!」


ブラフマー(今の反応、分身じゃねぇな!)「終われ!獄門懲!!」


門に閉じ込められるオメガ


オメガ「…」


ブラフマー「一気に片をつける!」


鎖が巻き付く


オメガ「うぉおおおおおおおおお!!!」


パリィン!


鎖をぶち壊す


ブラフマー「な!!!」


オメガ「オーラ刀剣!『斬撃波(メガ)』ァ!!!」


放つ!


ドーーーーーーーーーーン!


門が砕け元に戻る


ブラフマー「どういうことだ?!俺の奥義は…中にいるやつはどんな能力も使用不可になるんだぞ!なんで普通に使って…」


オメガ「神の力を使った」


ブラフマー「あ?神の力?」


オメガ「あぁ、俺の力だ!」


ブラフマー「…」


オメガ「…」


ブラフマー「ククク、オメガ…お前はまさか自分が神の力を持ってるとでも思ってるのかぁ?」


オメガ「…」


ブラフマー「この世には神の血筋と悪魔の血筋が一人ずついる!お前は今、自分がそれだと言ったのか?」


オメガ「だったらなんだ?」


ブラフマー「フフ、ハッハッハッハッハ!思い違いをするな!お前は神じゃねぇ!神の血筋は…この俺だ!!」


ブラフマーの背に神々しい翼が生える


オメガ「それは!!!!」

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