第43話「オメガVSブラフマー」

ブラフマー「あと20分でルミカは死ぬ!死んで俺のものとなるんだ」


オメガ「そんなことさせるかよ!!!」


向かうオメガ


オメガVSブラフマー


オメガ「ふ!」


かわす


オメガ「はぁあああ!」


攻撃を繰り出すがすべてかわされる


ブラフマー「オメガ…お前は俺たち5人の中で一番の最弱だったよな?」


オメガ「く!」


ブラフマー「やってることは同じなのに…一番最後に入って出遅れた俺にさえ稽古では勝てなかったよなぁ?」


オメガ「…」


後ろに引くオメガ


ブラフマー「そんなお前が…今なら俺に勝てるとでも思ってんのか?」


オメガ「今日はよくしゃべるなグランツェ。お前がそんなにおしゃべりだなんて初めて知ったよ」


ブラフマー「あ?」


オメガ「ソウル…」


ギュルン


オメガの方へ吸い寄せられる


ブラフマー「ッ!」


オメガ「インパクトォ!!」


ドォ!


ブラフマーに一撃!


オメガ「ガキの頃の話を持ち出してんじゃねぇよ。今はもう大人に近いんだぜ俺たち」


ブラフマー「テメェだろうが」


オメガ「ッ!!!」(効いてない!!!)


後ろに引くオメガ


ブラフマー「ガキの頃の話を持ち出すな?そりゃテメェらだ!いつまで俺のことをグランツェって呼んでんだコラ。俺はブラフマーだ」


オメガ「無傷…能力で防いだのか?」


ブラフマー「だったらなんだ?言ったろ?お前ごときじゃ俺の足元にも及ばねぇって」


オメガ「なら…限界突破!」


向かうオメガ


ブラフマー「ハハ、師匠のモードか!習得してたとはな」


オメガ「天拳!」


ド!


ブラフマーに一撃


オメガ「ッ!」(また効いてない!)


ド!


蹴り飛ばされるオメガ


オメガ「ぐぁ!」


ブラフマー「何驚いてんだ?こんなもんが届くと思ったのか?」


オメガ「く!」


ブラフマー「お前の攻撃は俺には届かない」


オメガ「関係ねぇ!」


向かうオメガ


ブラフマー「あぁそうだったそうだった。お前はそういうやつだよなぁ?勝てねぇ相手でも馬鹿正直に突っ込んでくる。頭の悪い戦法だな」


オメガ「ソウル…」


ギュルン


ブラフマー「二度は効かねぇぞ?」


オメガ「く!なら…『潜在能力全開放(イグニッション)』!!」


シュン


消えるオメガ


ブラフマー「消えた?!」


オメガ「双拳!!」←背後


ドォ!


ブラフマー「ぐ!」


オメガ「うぉおおおおおおおおおお!!!」


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!


オメガ「双魂!」


ドォ!


後ろに引くオメガ


オメガ「流石のお前も無傷じゃねぇだろ!手応えもちゃんとあったぜ!」


ブラフマー「…クク」


起き上がるブラフマー


ブラフマー「確かに無傷じゃねぇ。だがそれがなんだ?無傷じゃねぇが無意味にすることはできるんだよ!」


ブラフマーの傷が治る

オメガの使用したオーラが戻る


オメガ「なんだ?!」


ブラフマー「今の出来事を無しにした」


オメガ「…確かお前の能力は『創造を司る者(レゾンディトル)』だったな」


ブラフマー「そう!創造の前では何をしても無意味!すべて俺の思い通りになるんだよ」


オメガ「く!厄介な能力だ…」


ブラフマー「ルミカが死ぬまであと12分」


オメガ「く!!!」


向かうオメガ


ブラフマー「分かりやすく焦ってんな」


オメガ「お前を倒してルミカを取り戻す!!」


かわす


ブラフマー「無理だ」


攻撃を繰り出すがすべてかわされる


オメガ「クソ!当たれ!!」


ブラフマー「当たらねぇよ」


オメガ「なら!…見様見真似!炎熱地獄!!」


ボォ!


オーラで炎熱地獄を放つ


ブラフマー「あぁ?熱くねぇぞ?」


オメガ「おとりだ!」


ド!


ブラフマー「チ!」


オメガ「くたばれぇ!!」


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!


ブラフマー「無駄だってわかんねぇのか?」


オメガ「うるせぇ!!」


ドドドドドドドドドド!


ブラフマー「ククク、返すよ」


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!


打撃が返ってくる


オメガ「ぐぁあ!!!」


ブラフマー「死ね」


槍を造り放つ


オメガ「ッ!!!」


間一髪でかわす


ブラフマー「かわすんじゃねぇよ」


無数の槍がオメガを囲んでいる


オメガ「く!!!」


ブラフマー「死ねっつったら死ね」


放つ


オメガ「うぉおおおおおおおおお!!!」


オーラの威圧で槍を全て吹き飛ばす


オメガ「ハァ…ハァ…」


ブラフマー「なかなか粘るじゃねぇか。何もできない奴が」


オメガ「く!…」


モードを解除するオメガ


ブラフマー「お?諦めたか?」


オメガ「ふ!」


右手を前にかざし、左手を右手に添える


ブラフマー「あ?」


オメガ「…」


大きな球弾が現れる


オメガ「なぁ、そのルミカを貼り付けにしてる壁は壊せんのか?」


ブラフマー「お前じゃ無理だ。この壁を壊すには神の力か悪魔の力がないと不可能だ」


オメガ「そうか…それを聞けて良かった」


ブラフマー「あ?」


オメガ「神の力なんて使わねぇ!俺の力でお前を倒すって決めたからな」


ブラフマー「テメェ…」


オメガ「吹き飛べ!!ソウルバーストォ!!」


広範囲の放撃、放つ!


ブラフマー「ッ!」


オメガ「うぉおおおおおおおお!!!」


ズドォオオオオオオオオオオオン!!!!!


動く要塞が崩壊する


場変


デウス「なんだ?!」


ノヴァ「すごい揺れだな!」


ベロード「…」


殺し屋兵1「よそ見してんじゃねぇ!」


ドドド


殺し屋兵1「ぐぉ!!」


ベロード「おい、こいつらキリがないぞ」


デウス「あぁ、だが数は確実に減ってる!ひたすら叩くしかない」


場変


オメガ「…この技は範囲がデカすぎてあんま使わなかったが、その範囲内に敵しかいねぇなら躊躇なく撃てる!」


シュン


タツヤが現れる


タツヤ「何が躊躇なく撃てるだ馬鹿!俺を殺す気か!」


オメガ「タツヤ!やっぱ起きてたか!何となくそんな気がしたんだ」


タツヤ「お前が放ったと同時に起きたんだ!気を失ったままだったら死んでたぞ!」


オメガ「お前なら何となくだけど大丈夫な気がしてなw」


タツヤ「コイツ…」


煙が晴れる


ブラフマー「オーラの量だけは俺たちの中ではピカ一かもしれねぇな」


二人「ッ!!!」


ブラフマー「オメガ、これが現実だ」


無傷のブラフマー

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