第17話「ルーの光輪」

司会者「勝者!チームOYN!!」


オメガ「デウス強いな!」


デウス「いや、俺も危なかった。神崎は強い男だった」


ジルディオ「フ、伊達にスーパースターじゃねぇってわけだな」


ノヴァ「それよりサモンを早く病室に!」


オメガ「だな!ってあれ?姫は?」


ジルディオ「客席にいるルミカの方にいるぞ」


オメガ「いつの間に!!てかはやっw」


場変


終神「…神崎、お前と戦うのはまた今度みてぇだな」


場変


司会者「本戦1回戦目からとんでもない盛り上がりを見せてくれましたぁあああああ!!!スーパースターもOYNも素晴らしい戦いっぷり!!この熱を冷まさないよう次へ行きましょう!!続いて第2回戦はぁ!チームマーメイドVSチーム『僧仏山(カールストン)』!!!」


歓声が上がる


客1「来た来た来たぁああああ!!リサちゃぁああああああああん!!!」


客5「オーグとリサちゃんの戦いとか激熱!!」


オーグ「テオ、マジロ、無理せずに病室で休んでいていいのだぞ?」


テオ「いえ、オーグ様の雄姿をこの目で見ておきたいのです!」


リサミン「おそらくオーグ氏が出るだろう。そうなれば対抗できるのは私以外いない」


エリー「リサちゃんしかいないよね!」


アサミ「そうそう!リサミンに全部任せる!!」


リサミン「その名で呼ぶな!あぁ、任せろ」


司会者「それでは第2回戦、開始ぃ!!!」


ステージに上がるオーグとリサミン


オーグ「陰陽女帝リサミン・リステイラ殿。お主とは一度戦ってみたかったのだ」


リサミン「神仏のオーグ・ライコーバー氏、光栄だ」


オーグ「かしこまらなくてもよい、対等な存在で行こうではないか」


リサミン「人の中で最も神に近い存在と言われているあなたに言われるのは嬉しいものですね」


オーグ「うむ、では参ろうか」


向かうオーグ


リサミン「!」


刀の柄を握る


見えない斬撃を飛ばすが難なくかわすオーグ


リサミン「な!」


オーグ「シャイニングパンチ!」


かわすリサミン


リサミン「く!ふ!」


また握る


オーグ「ハ!」


威圧で斬撃を吹き飛ばす


オーグ「陰陽刀!素晴らしい武器をお持ちですな」


リサミン「光能力ですか、厄介な」


オーグ「『仏の光(ザ・シャイニング)』!これが私の能力です」


リサミン「能力は使用者によって強さが決まる。雑魚がチート能力を持っててもそれに応えられない実力ならば宝の持ち腐れ。あなたは大した能力でもない力をここまで発揮できる強者だ」


オーグ「大した能力じゃない…この能力を知っておいでのようだ」


リサミン「えぇ、『仏の光(ザ・シャイニング)』は光能力の中でも下から数えたほうが早いと彼に聞いたので」


そう言い鬼山を指さす


鬼山「あちゃー、バラしちゃうそれ」


次郎「お主、何を話した?」


鬼山「いやぁあの子とは昔からの付き合いでねぇ~、彼女のお父さんと仲いいのよ。それで何回か遊んであげたりしてたの」


次郎「能力辞典を見せてはおらんじゃろうな?」


鬼山「辞典は見せてないよ。能力クイズでちょっと話しただけw」


次郎「バカモンが」


オーグ「なるほど、政府は能力一覧の本を管理していますからな。そこで聞いたと、納得の答えですな」


リサミン「…」


オーグ「なら、これもこの能力の力だと知ってましたか?」


リサミン「?」


オーグ「ハ!」


オーグが光る


リサミン「う!」(前が見えぬ!)


光が晴れる


オーグ「ルーの光輪!」


オーグの後ろに光り輝く光輪が現れた


オーグ「光の神ルー、その姿に近いと言われている姿がこのルーの光輪です」


リサミン「なんというオーラ!あなたが神に近い存在と言われるのはこれか?」


オーグ「いえ、私がこの力を人前に出したのはここで初めてですよ。今までは出す前に勝敗がついていましたからな」


リサミン「ルーの…光輪!」


オーグ「…」


リサミン「…司会者!」


司会者「はい?」


リサミン「降参だ」


司会者「ほぇ?!」


オーグ「降りるのですか?」


リサミン「その姿でなくとも、おそらく私に勝ち目はないでしょう。その姿なら尚更、私の無様な姿が観客の目に焼き付いて終わるだけです」


オーグ「うむ、賢明な判断ですな」


司会者「勝者!チーム『僧仏山(カールストン)』!!」


客1「オーグ何者だよ!!」


客3「リサちゃんが降参するなんて…」


客2「優勝はオーグだな!!」


客5「いや分かんねぇぞ、次出てくるあいつもめちゃめちゃ強いからな!」


司会者「さぁまだまだ行きますよぉ!!本戦第3回戦はぁ!チームリリアVSチーム無敵!!!」


リリア「よりにもよって一番戦いたくない相手だわ」


終神「ハァッハッハッハ!!最強参上!!」


司会者「両者、準備はいいですかぁ?!…それでは第3回戦、開始ぃ!!!」


向かうリリア


リリア「ローズアタック!」


終神「ふ!」


威圧でリリアを吹き飛ばす


リリア「ぐ!」


終神「お前、弱いな。だがよくここまで勝ち上がった!お前は強い!!」


ルミカ「あの人高速矛盾言ってる!面白~いw」


姫「あははw」


リリア「馬鹿にしてるのかしら?」


終神「馬鹿にしてないさ、それにチンタラ長引かせんのは好きじゃねぇ。悪いがこれで決める!」


向かう終神


リリア「ッ!!ローズブロック!!」


終神「無敵パァンチ!!」


壁ごとリリアをぶっ飛ばす


リリア「きゃ!」


ドーーーーーーーーーーーーン


客たち(技ダサ…)


終神「終わったぞ」


去る終神


司会者「あぁ!!まだ試合が…」


煙が晴れる


リリア「…」


気絶しているリリア


司会者「…勝者!チーム無敵!!」


客1「やっぱあいつも半端ねぇぞ!」


客4「終神とオーグ、どっちが優勝するんだぁ?!」


オメガ「俺たちの番か?!」


オメガたちが走って現れる


ルミカ「オメガ君!お疲れ」


姫「サモン君大丈夫だった?」


オメガ「あぁ、それより今どうなってる?もう準決勝始まった?!」


姫「次終わったら準決勝だよ」


オメガ「そうか、急がなくてよかったな!てかそんな時間経ってなかったわw」


姫「笑ってる場合じゃないよオメガ君。僕たちの相手オーグって人なんだよ?」


オメガ「オーグ?なんか強い人だろ?大丈夫大丈夫!こっちにはデウスもジルさんもいるし、俺も新技完成させたし!」


姫「完成したんだ!」


オメガ「あぁ、何とかな!」


司会者「勝者!チームバーサーカー!!」


姫「あ、なんか話してるうちに終わったw」


オメガ「てことは、準決勝だな!」

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