伊弉冉(イザナミ)

自身の夫である【『ヤマト』を建国した大神おおかみ】『伊弉諾イザナギ』と共に次元世界せかいヤマト』を創造し、また多くの子神こどもに恵まれていた…が―――


ある神『迦具土カグツチ』を出産した際大火傷を負いそれが元で死んでしまう、それにより一度は『黄泉国よみのくに』にて復活を果たすが、夫の請願がしつこくまた大火傷を負った際のただれた自分を視た時驚いていた事もあり二度と“現世うつしよ”に蘇らない事を誓ってしまう、そうした事で彼女は【黄泉国よみのくにを支配する女王】となってしまったのである


(現在では)大火傷は完治しているものの…灰白の長く流れるような頭髪ロングストレートに、考えている事の底が知れないような黒に近い灰色の眸、蝋のようなくすんだ白い肌をしており一見して生気を感じさせないが頬と唇は情熱的な鮮やかな赤である


彼女の子神こどもにはかの有名な『天照大御神アマテラスオオミカミ』や『素戔嗚尊スサノオノミコト』、『月夜見尊ツクヨミノミコト』がおり、彼女を殺害した『迦具土カグツチ』もまた彼女の子神こどもである


彼女は上位神でもある為に逆に『不可能できないこと』を探すのに一苦労しているみたいで、その事が相俟あいまって退屈を余儀なくされていた


それがある時交流している【冥界の女神エレシュキガル】の従属神であるヴァニティアヌスの次元世界せかいで[英雄]に嫌疑がかけられた際、『これは興味深おもしろそう』だとの理由で、同じ時期に退屈していた【“死”と“破壊”、“復活”と“再生”神の正妻パールヴァティ】を誘って『退屈しのぎ』に興じる事に


この事を視ての様に彼女は自分の気がく事には積極的に顔を突っ込みたがるが、無関心な事には反応すらしない、まあそれは得てして彼女と交流のある女神達がそうなのではあるが…


そしてまたある折、今度は自分の“孫”(?)と言っても差し支えがない『武御雷タケミカヅチ』の次元世界せかいに、カラタチが所属する『花神社はなかみしゃ』の[神主]となってベレロフォンを一刀の下に断ち切り、自分の“技”を伝承させたのである(何だかんだ言った処で眷属の面倒見はいい方)


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武御雷タケミカヅチ

一応は 『伊弉冉イザナミ子神こども』と表記はしているものの、実際は伊弉冉イザナミ子神こどもである『迦具土カグツチ』が父神ちちである伊弉諾イザナギにより斬殺された際に分断わかたれた存在になる

【『ヤマト』の建武を体現せし神】

以前まではカラタチの主神であったが現在はカラタチを(大母神おおははである伊弉冉イザナミの指図により)放逐ほうちく、以降カラタチはヴァニティアヌスの次元世界せかいにて暮らしている

大母神おおははである伊弉冉イザナミによると)朴念仁色恋には疎い仕方のないヤツとの事


伊弉諾イザナギ

自分の妻伊弉冉イザナミと共に『ヤマト』と言う次元世界せかいを創造した神

ヤマトを建国せし大神おおかみ

尚、現在の処では出演の予定はないらしい・・・・・


迦具土カグツチ

母神ははである伊弉冉イザナミはらから出産でて来る際にその母体をも焼いて殺した程の権能を有していた神

その事に際し自分の愛する妻を殺された事に怒りを覚えた伊弉諾イザナギにより斬殺されてしまう(因みにその時分断わかたれて産まれたのが武御雷タケミカヅチだとされている)







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