時期的な背景と完結について

 本作は、とある高等学校を舞台に、そこへ今年入学した誉川ほまれかわ 芽衣子めいこ、通称「ホメ子さん」を中心にそのクラスメイトたちと繰り広げられる物語です。


 その内容は皆さんご存知の通り、奇想天外・奇妙奇天烈・奇々怪々・荒唐無稽・意味不明……といったもはやなんと形容すべきか筆者でもわからない混迷を極めた作品となっております。


 実は当初、長編現代ファンタジー(?)として構想を練っていたのですが、カクヨム「『賢いヒロイン』中編コンテスト」と本作の作成時期が重なったこともあり、急遽60,000字以内の中編に舵を切りなおしている、という背景があります(公募趣旨と本作があっているかは別として笑)。


 元々は長編として、彼ら彼女らの高校3年間の生活を追いながら、体育祭、文化祭、修学旅行、各種式典……といった学校ならではのイベントを舞台に話を展開していく予定でした。


 ですが、文字数60,000字の制限からそこを大幅に変更し、1年生の夏休みを迎えるまでの短い期間に起こった物語、としてまとめ上げました。


 その背景ゆえに物語のとある章から話が急展開するような仕様となってしまっております。




 この物語は、今後筆者がどのようなかたちで執筆活動に関わるにしても記憶に残り続けるものになると思います。


 なぜなら本作は筆者の人生初の「完結作」になったからです。


 昨年(2022)の10月から執筆活動を始めた筆者ですが、最初に書き始めた「幸福の花は静かに笑う」はこれを書き記した現時点(2023/04/04)では、まだ完結しておりません。


 それゆえに本作は筆者にとって、とてもとても大事な作品となりました。

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