V.2.1 リーダーとはなにか 大学日本拳法編

@MasatoHiraguri

第1話 大学日本拳法におけるリーダーたち

  (道場で個人的に鍛錬する場合と異なり)チームとして活動する大学日本拳法(部)の世界で「リーダーとはどんな人」といえば、チームをまとめ上げ・引っ張っていく統率力のある人、ということになるでしょう。

たとえば、2022年12月の全日本学生選手権大会に於ける、中央大学の横井氏のような人。

この方は、私が観戦した準決勝・決勝戦の2試合でのことですが、大将として自分の出番がくるまで、他の6人の選手の試合中、終始、大きな声とジェスチャーで応援していました。まるで、猿山のボスザルのように、飛んだり跳ねたり歯をむき出したりして、自分の部下(同期や後輩たち)を元気づけ・勇気づけていました。そのあまりの大騒ぎぶりに、準決勝戦では主審から注意を受けたほどです。

今大会に於ける中央大学の優勝には、もちろん様々な要因があるでしょうが、私は彼のやり方での「チームを引っ張る」「仲間を鼓舞する」というリーダー性が大きく貢献したのではないかと思っています。

一方、「静かなるリーダー」とでもいうべき、上記とは違うスタイルによって部員たちをよく観察しながら拳法を指導し、自校・自部のポリシーを教え、更には多くのリーダー予備軍を養成されたリーダーを、これまでの数年間、私は大学日本拳法における「ブログ」のなかで見てきました。

例えば、

○ 青学の2021年主将 佐藤慶介氏

https://ameblo.jp/aoken-wakiwaki/entry-12709840081.html

  同じく

○ 青学の渡邊さん

 「府立を終えて」

 2018-11-26 17: 58: 19

 https://ameblo.jp/aoken-wakiwaki/entry-12421728765.html

○ 青学の大熊さん

「6/ 9 練習」

 2018-06-09 19: 38: 36

 https://ameblo.jp/aoken-wakiwaki/entry-12382530451.html

「ラスト練習」

2018-11-23 20: 28: 38

 https://ameblo.jp/aoken-wakiwaki/entry-12421117287.html

(彼女のブログはあまりにも数多く、その拳法と同じく総合的なパワーがありました)

○ 立教の高橋さん

https://ameblo.jp/rikkyo-kempo/entry-12712966333.html

○ 立教の藤村さん

「2022年 10月の「府立前最後の防具練習︕(とつぶやき)」

https://ameblo.jp/rikkyo-kempo/entry-12778359378.html

  彼や彼女たちリーダーは、「リーダーとはなにか 中国編」「第4話 滴水之恩 湧泉相報」 https://kakuyomu.jp/works/16817330655053340088


  におけるトラック・ドライバー謝さんのような「自分が自分のリーダーとなることができる人」と同じ意味でのリーダーです。

  拳法そのもの以上に、4年間の鍛錬によって「真の人間に成りきって」いる点に、彼や彼女たちの存在感を感じるのです。


2023年4月4日

V.1.1

2023年4月5日

V.2.1

平栗雅人


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