絵下手くそ大学生が描き続けた1年を振り返る

@tukushi277

1年目を終えて

はじめまして。ここでは、しがない絵下手大学生がイラストを描き続けた1年を綴ろうと思います。こんなエッセイを書こうと思ったのは、ここまでやってきた自分を記録したかったからです。(要するにただの自己満足)


つらつら導入にうつつを抜かすのは怠いので、さっそく始めます。


ただその前に、自分がイラストを描きたいと思った動機を少しだけ。

私は高校2年生のときに出会った「魔法少女まどか☆マギカ」(以下まどマギ)というアニメが大好きでした。大学1年の終わりまでは、まどマギ関連のゲームをプレイしたり、イベントに行くぐらいで満足していました。しかし、ふと「まどマギのキャラを自分でも描きたい!」と強く思うようになりました。それが私のきっかけです。


実は、高校生の頃からごくまれにアニメのカットを模写して遊んだりはしていました。ただし、絶望的に下手で、飽きては遊び、飽きては遊び…の繰り返しでした。(中学の美術の成績は2)

ですが、今回はちょっと頑張ってみたいと思ったのが去年のこと。その上私は欲張りなので、模写ではなく自分の手でまどマギのキャラクターを表現することを目標としました。ipadは持っていたので、早速お絵かきアプリをダウンロードして、「楽しいお絵かきライフが始まるぞ!」と息巻いて描いてみるも、それはそれはもうド下手くそ。今まで自分は模写をしていただけなんだなと痛感し、のっけから心が折れそうになります。しかし、それと同時に、デジタルイラストに初めて触ったというのもあって、描いてる間は時間を忘れるほど楽しんでいました。


そして春休みの3月をイラストに捧げ、色の塗り方をyoutubeなどできびきび調べながら見よう見まねでまどマギ絵を3枚完成させることができました。このときの自分は完成させたイラストに謎の自信を持ってました。


そして4月。大学が始まると、頻度こそ少なくなったものの、イラストは描き続けていました。まどマギ以外のイラストにも興味がわいてきて、初音ミクやゼノブレイド3、オリジナルキャラにも挑戦したりしました。


ところがどっこい、7、8月になるとめっきり描かなくなってしまいます。この間何をしていたのか、不思議なことにほとんど思い出せません。(新作ゲームに明け暮れていた記憶はある)思い出せないということは生産性のない自堕落な日々を送っていたということでしょうね。(言い過ぎ)


9月。自分はイラストを描いていたんだとふと思い出し、残り少ない夏休みを費やして突如狂ったように描きまくります。描き上げた完成絵は実に4枚。このときなんとなーく感じていたのは、イラストは一枚完成させるだけでも相当時間がかかるということです。これは正直自分が遅筆だということもあると思いますが(今でもそう)、経験が浅いと世に蔓延る絵描きさんたちより遅くなっちゃうのも仕方ないかなーと開き直っています。


10月。ここで転機が訪れます。そう、念願の液タブ購入!もうね、モチベ大爆発ですよ。ここからさらに狂ったように描きまくります。描きすぎて大学の成績がやばくなるほどでした。(ダメ絶対)


11月。ここでもモチベが枯れる様子はなく相変わらず描き続ける日々。ここでイラストを投稿してみようと思い、Twitterとpixivも始めました。


12月。Twitterに投稿して3枚目のイラストでなんと4桁いいねを達成することができました。これは自分でも驚くと同時に、発狂したくなるほど嬉しかったのを覚えています。(ただフォロワーはそんなに増えなかったのは言わない約束)

どうでもいいですが、実家に液タブを持って帰省してずっと机に向かっている自分を見て目を丸くしている家族の様子がとてもおもしろおかしかったですね。


1月。このあたりになると目標の絵師も定まり、また自分は彩りのあるオリジナルキャラを生み出したいんだということにも気づきました。衝動的に描きたい二次創作を描きつつも、彩りのある魅力的な背景やキャラクターにも挑戦しました。


最後に春休みの2~3月。ここまできてやっと目標の絵師が使っていた教本などを購入し、プロがどういう過程で作品を創り上げているのかを学びました。学んだといっても、方法論に触れただけであってまだまだ自分のモノにするには時間がかかりそうです。


最近はキャラクターデザインに積極的に挑戦しています。Twitterでは投稿頻度が少ないせいか、気づいたらシャドバンされていたせいか知りませんが、最近の投稿は2桁いいねがほとんどです。おそらくこれが私の実力適正だとは思います。いいねが増えないのは悲しいですが、だから辞めたいなどとは微塵も思わないようになりました。自分で言うのもなんですが、この1年で格段に上手くなった感触はあります。しかし、それ以上に目が肥えてしまったせいで、自分のイラストに満足できる日はまだまだ遠く感じます。


ここまでの駄文を読んでくれた中で、これから絵を描いてみようと思う方がいたら言っておきたいことがあります。それは、絵は自分が楽しむのが第一だということです。よく絵の練習と聞くと、デッサン集のクロッキーや模写を想像する方が多いと思います。もちろんそういった練習も必要ではありますが、あくまで必要になったときにやるべきで、最初からするべきではありません。(私がよく配信視聴する有名絵師さんも同じことを言っています)小難しいことは考えず、描きたいものを好きなだけ描くのが、初心者の絵との正しい付き合い方なのかなと思ってます。


まあ私がここでくどくど講釈垂れても、どの口が言ってるんだとなるので、この2年目はできれば結果を出したいところです。


余談ですが、今年は友達と人生初のコミケに参加しようかなと考えています。(私の憧れの絵師さんが応募していたので、もし当選していたら泣いて喜びます)


では、少し長くなりましたが、この辺で。

2年目を終えて再びここに綴りに来る日を楽しみにしています。


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