第八話 君が地元の名門私立大に行ったとき

大東亜帝国並みの偏差値なのに……しかも偏差値42.5とか付いてるのに名門私立扱いを受ける大学がある。


・北海学園

・東北学院

・広島修道

・(松山)

・福岡 ※もちろん医学部・薬学部は除く

・西南学院


だ。うち松山大はそこらじゅうの学科で「偏差値35.0」と2023年の河合偏差値に付いたので事実上このラインからも脱落させていただく。つまり四国地方には行くべき私立大はもう1つもない。そのくらい四国というのは少子化が深刻だ。ここには沖縄国際大というものもかつてあったが同じように偏差値35.0だらけで見る影もない。沖縄県は18歳人口が本土への流出が激しくここも脱落した。西南学院はどうだろう。ちょっとこの中では別格中の別格かな?それでも西南は専修とか駒澤ぐらいの偏差値だけど。


で、話を戻そう。高校受験偏差値60の高校の中間層でしがない生徒で本来なら大東亜行なのにこういった大学に行ったら「君凄いね~」とか言われて「俺の人生間違ってなかった!」とか言う奴が地方にかなりの数でいる。


どうなるか?


も・ち・ろ・ん 就活で爆死。ただし西南学院は除く。西南ブランドは生きている。というのも福岡市は人口急増地帯なのでそれが西南を救っている要因だ。近所の2番手の私立大に福岡大があるのも大きい。ここは外すぞ。ただし、今のところは……。


こういう大学ってのは……。

東北大→宮城公立大と受けて落ちて地元を離れられなくて貧乏で下宿できない大学生が自分の偏差値を約30も落としていく学校でもあるわけ。君がそういう「訳あり秀才」ならいいよ?でも……。


日東駒専・大東亜帝国を落ちて東北学院に行きましたという大半の東北地方の学生にとってそれは就活爆死コースなわけだ。ごくごく一部の地元を離れられない(親が貧乏な)エリート学生が就職実績をよくしてるだけであってさ。そのエリートとは10~20%とほかの学校よりも桁違いにイレギュラーが居るってだけの話。


こういう学校に行くと就活ではなんと高校の学歴(学校名)も見られているわけ。


首都圏でも……。


神奈川大学給費生


なんてのはお金もらいながら学内でも別世界で生きるエリートだから偏差値42.5の神奈川大とは違う評価なわけ。


そして大学4年に気が付くわけだ。


ああ、これらの学校は地方の進学校の大学版なんだということに。そう、自分には関係のない評価の世界だってことに。

上下の差は桁違いに違う大学に行くと……「挫折した」という実感もないまま就活で爆死。こういうのをお山の大将という。


まあ3年間は楽しく生活できるがね。就活する1年間は除き。

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