黒魔術で、あなたの願い叶えるの、お手伝いします。
涼
第1話 この学校には、【黒魔術師】がいる
この学校には、不思議な噂がある。
“恨み”でも“ありがとう”でも”ごめんなさい”でも、「ああしたい、こうしたい、ああしたかった、こうしたかった…」等々、中庭の温度計の小屋の中に手紙を入れると、それを、【黒魔術師】が叶えてくれる…と言うものだ。
しかし、その【黒魔術師】は、ちゃんと存在する。手紙を入れた翌日の放課後には、裏庭にて、その手紙の主の前に、真っピンクのマントを纏い、ウサギの面をつけて現れるのだ。
そして、言う。
「あなたの願いを叶える呪文を書いておきました。この呪文は、1回しか使えません。あなたが心から望み、この呪文を信じられる心を持ち、この呪文を唱えてください。そうすれば、あなたの願いは叶うでしょう」
―――…と。
しかし、その【黒魔術師】が誰なのか、生徒なのか、教師なのか、はたまた、本当にこの世の人ではないのか…それは誰も知らない。
ざわざわと、噂は、学校中を駆け巡っている。
しかし、その正体は、余りにも意外な人物なのであった―――…。
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