第3話僕はどうなのか?
LGPTQ問題の話し。
僕は、男。そして、女性と結婚し子供がいる。それが、普通だ!と思っていた。しかし、世の中はそうではない。
LGPTQ問題がある。Q以降の細かな分類もあるのは確か。
男と女の微妙なラインに存在する、性的マイノリティーの問題。
僕は、これが人ごとではない。
公私共にお世話になっている、ブリュヴェールがMtFの人間だ。
賛否両論あると思うが、僕はブリュヴェールを認めている。
この人は、性格が良く、バカ大学だが僕よりはるかに頭が良く、愛嬌もいい。
後、10年前に知り合っていれば結婚していてもおかしくないが、僕はトランスジェンダーに疎いのでスルーしていたかもしれない。
良い飲み友達として過ごしている。
この人と飲む酒は、本当に楽しい。
会話は例えば、KKKの歴史から、魔女狩りの原因の麦角菌の話しを理解してないと出来ない会話。
僕たちはバカではない。だが、性的にはバカの様に、いじくり合う。
ブリュヴェールと飲むと数十年来の仲間と話しているようで、楽しいのだ。ブリュヴェールが男だろうが女だろうが、関係ない。
今は、1人の女性として接している。ならば、それは浮気ではないか?と、問われれば返す言葉もないが、そんな残酷な議論は辞めようよ。嫁さんと息子のために仕事を頑張り、プライベートでブリュヴェールと酒を飲んで、マニアックな話しで盛り上がる。それくらい、許してくれよ!
僕は、人間的にブリュヴェールが好きなんだ。
でも、それは嫁さんへの裏切りではないだろうかと思うが、違う違う、嫁さんを僕は愛し、息子を愛している。
しかし、ブリュヴェールも同列に愛していると表現出来るくらい好きなんだ。
酔っ払いのたわ言と笑われても良いが、配偶者だろうが、親友だろうが、守りたい人っていると思う。
それが、ブリュヴェールなんだな。
そんな事を考えていると、LGBTQ問題の本質が見えてくる。
でも、ブリュヴェールは女性ととらえている。早く、彼女とウイスキーを飲みながら、ボストン茶会事件の真相や、本城惣右衛門覚書について語り明かしたい。
結局、性別でどうの、こうのと言ってるヤツはレベルが低いのだ。
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