亜人冒険者奇譚(仮題)

天狼星

第1話 家族の肖像(再改稿済み 2023.4.12)

 俺は、神野大和(じんのやまと)だ。


 歳は18歳。現在、高校三年生。

 身長は、170cmで中肉。

まぁ、それなりには鍛えているつもりなので、ほどほどに筋肉はついていると思う。顔は、まぁ良くもなく悪くもなかって感じだな。


 赤ん坊の頃に孤児院の玄関前に産着を着せられて捨てられていたらしい。

親の愛情は恵んでもらえなかったが、同じ孤児院に住む父親代わりの施設長と彼の奥さんで母親代りの寮母、同じような境遇の弟妹達とは仲が良い。

アイツらも少し常人と違うところがあるからなぁ。


 捨てた親を恨んでもしょうがないしな。

まぁ、俺は俺だし。


 今の世界は、約50年前に発生した大災厄により人口が半減し、各地にダンジョンが発生した。

 それに伴い、一部で異人やモンスターと言ったものがそこから溢れ出し二次被害が生じた。


 ヤツらは、銃器によるダメージを一切追わずに近接戦や新たに生じた魔法によってのみダメージを与えることができた。


 そんなこんなで、混乱がある程度落ち着くのに20年の時を要し、世界は以前とは違う様相を見せるようになった訳だ。

 今や国の対策も遅れに遅れ、日本も今や三流国に落ちぶれている。

 だって、そうだろう?

元々、資源は無い、食料自給率だって20%をずっと切っているんだぜ。


 そして、日本の所々でダンジョン因子と呼ばれるものを取り込んだ子供が変異してしまい、捨てられることが頻繁に行われた結果が俺たちだ。


 常人(これまでの普通の人間)は、そんな俺たちのことをニュービー(新人類)や亜人と言って揶揄する。


 もちろん、最貧国に落ちた日本にはまともに子育てができる余裕のある家庭も少なくなり、常人の子供も平気で捨てられるようになる。

そんな赤子や子供の養育を行うのが今の孤児院という訳だ。


 俺が過ごす孤児院の運営は、あくまで義両親が貯め込んだ蓄財の取り崩しと民間からの寄付。そして、孤児院の卒業して行った義兄姉のカンパに依るところが大きい。


 大災厄以後、日本の物価はインフレの一途を辿っている。おまけに孤児院には俺をはじめとして食べ盛りが何人も居れば、いつだって生活はカツカツになるってもんだ。


 近々、俺も高校を卒業したらこの孤児院を出ることになるから、同じようにするつもりだ。

 嘗ては、義父も義母と一緒にシーカー(探索者)をやっており、それなりに名前も知られていた。


 今では一線を退き半ば引退しているが、たまにダンジョンに潜って孤児院の運営費やら生活費、俺たちの小遣いを稼いでくる。義両親の頑張りには頭が上がらない。


 俺は、愛知県尾張地方の公立の中高一貫の公立の学校に通い、日々の勉学や部活に励んでいる。

 中学1年の初めの頃は、「半亜人」などと言って揶揄われることもあったが、クラスの連中が比較的良いヤツらだったことや、たまに漏れ出る本来の実力のお陰か、いつの間にかそんな連中は影を潜めるようになった。


 学校には古武術同好会があり、俺はそこに所属している。

俺も既にドラゴンの因子が発現しているので、身体弱体化のデバフ(負荷)を自分に掛けて部員とのやりとりを楽しんでいる。


 好きなのは無手術、刀術、槍術、棒術、投擲術か、なんか戦国武将のサムライみたいだな。


 ところで知ってるか?

江戸時代の幕末に登場した新選組の試衛館派の近藤勇や土方歳三らが使っていた天然理心流は戦国時代の武術の流れをくむ総合格闘術だったんだぜ!

俺は彼らに憧れを持っている。


 それも影響してか学内にある乗馬クラブにちょこちょこ顔を出して乗馬を楽しんだり、歴史研に顔を出して軍略をシミュレーションゲームで楽しんでいる。


 学校の成績は、中の上ぐらいか。

この高校の学年生徒数が約200人と聞いている。順位は50〜70位を行ったり来たりだ。

 学業よりは雑学の方が好きかもしれん。

義母に一度それを言ったら大笑いをされた。


 えっ、塾はだって?残念ながら元一級探索者の義父が運営している孤児院にそこまでの余裕は無いんだよ…。

 代わりに卒業した社会人の義兄や大学生の義姉達が週二ぐらいで夜2時間ほど、交代で俺達の勉強をみてくれる。

まぁ、それが塾代りだな。


 義兄姉のおかげか、自分の素養なのかは判らないが、俺は大学を卒業できるぐらいの教養は既に身に付いている。

 普段は隠しているけどな。


 あとは、週三で入るバイトでなんとか小遣いのやり繰りをしている感じだ。一応、学校には届けをだしてあるから公認なんだぜ?


 高校の卒業を三ヶ月後に迎えた冬休み。新年の年越しをし、今日は1月4日だ。


 俺は、晩御飯を終え食器を台所の流しに持って行こうとしていた。


「義兄さん、あとで少し良いですか?」

 同じ孤児院で生活をする義妹の仁絵(ひとえ)に声を掛けられた。


 同じ孤児院の中の最年長は俺、二番目が仁絵、その下に13歳の義隆(よしたか)、さらに4人が続く。10歳頃の夢香(ゆめこ)、華香(はなこ)、静香(しずこ) そして、最年少は2歳頃の優(すぐる)だ。


 仁絵は、母さんの夕餉の支度の手伝いの為、青いチェックのエプロンを着けている。

 歳は二つ下の16歳で同じ高校に通う後輩のはず。

 肌は日サロで焼いたかの様な褐色で、やや吊り目気味、明るい茶髪でポニーテールの似合う笑顔の可愛いヤツだ。

 ケバケバしい化粧をすれば、過去に居たヤマンバという連中(個人的見解だ、すまんね)なんだろうが、我が義妹殿は化粧はあっさり目のナチュラルでまとめている。

 俺よりも頭一つ分くらい背が低いものの器量良し。

で、出るところは出て、引っ込むところは引っ込んでるからキレい系でもありカワイイ系でもある。だから、学内でも人気は高い。


 あいつの場合は、実の母親の虐待で6歳の時にここに預けられた。だから、俺とはもう10年の付き合いになる。

 何度かその母親って奴が、彼女を引き取りに来たけど、仁絵は頑なにここに居ることを望んで拒否をした。その内、諦めたようだけどな。

義父母がその実の母親とやらを説得して、自分たちの養子として認めさせた。

 中学二年の頃から急に人気が高まり、毎日のように告白されてそれを断り続けていた。


「なんで、断ってばっかりなんだ?一人ぐらい良いやつが居そうなもんだが?」

「眼中にありませんよ、当面の目標は兄さんのサポートですから」クスクス。

 前に一度、仁絵に聞いた時にこう返されたんだよな。

まぁ、下手なヤツに掴まるよりはよっぽど良いかと思ってる。


 そんなアイツは、こう見えても頭の出来は俺より数段良い。ハッキリ言うなら、俺が10人居ても100人居ても勝てる要素が一つもない。


 前に俺の課題を見せたら、1分もしない内にあっさり解きやがった。マジ吃驚したぜ。今、大学生で一昨年この孤児院を卒業した凉香義姉さんが「あの娘、本当すごいわよ…」と言っていたから、そうなんだろう。


 いつも、学校の特進課で一位が定席だ。


 特進部ってやつは、あれだ。 国内の国公立大学でも特に東京大学、京都大学、東京工業大学、東京医科大学、防衛大学、海外の有名大学を目指す課だ。


 高校内では、特進課は別棟の建物内にあるので、残念ながら学内ではほぼ交流はない。


 また、運動音痴かと思えばそうでもなく、施設で行われる朝の一時間の修練にも欠かさず顔を出して身体を鍛えてるからある程度は動けるんだろう。

まぁ、本気の俺には勝てんだろうがね。


 部屋に戻り、宿題を片付けていると扉からコンコンコンとノックの音が聞こえる。


「良いよ〜。」

「義兄さん、遅くなってすいません。」


 エプロンを外した仁絵が入ってきた。

 地味な紺色ベースのワンポイントの入ったトレーナーに履き古したジーンズと言うとてもラフな格好だ。


 女の子なんだからもう少しオシャレしてもと言ったことがあるんだが、

「私はこれで良いんです」

と言ってやがったか。


 トレーナーの下から突き上げる双丘も、ここ一、二年で更に大きくなったようだ。


「大和さん、視線がイヤラしいんですけど?」

そんなことを考えていると、両腕でそれを隠すようにして彼女がそう言った。


 まぁ、しょうがないだろう?

俺だって年頃の男子だし、好きだと言ってくれた彼女だからな。

意識するなっていう方が難しい。


 いまから二年前に仁絵から「好きだ」と告白された。

勿論、凄ぇ嬉しかったぜ! 同時に戸惑ったけどな。

仮にも義理とはいえ妹なんだし。


 残念ながら返事は保留中だ。

前向きに検討中というか、肚の中では既に気持ちは決まっている。

あとは、きっかけだ。


 孤児院の中で生活する以上、恋愛は基本的に御法度だからな。そう思ってる。

義両親の目もあるし、下の義弟妹達の教育にも悪いしな。

そう言ったら、仁絵も納得してくれている。


 まぁ、こうして二人きりの時にはお互いに名前呼びが基本だ。

今のところ、それが二人の妥協点ということだ。


 多分、義両親にはお互いの好意はバレてるんだと思う。


「お前に覚悟とある程度の財産ができて、大人として責任が取れるようになるまで許さんからな。」

義父には揶揄う様に言われた。


「今は、遅くとも午後10時には部屋に戻りなさいね。」

仁絵は、義母からやんわりと言われているそうだ。


 そんな仁絵のツッコミにむせながら、

「で、どうしたんだ?」

と誤魔化す様に切り返す。


「大和さん、卒業してからの新居は決めたんですか?」

「いや、まだだが…。」

「私の方で、良さそうな物件を幾つか見繕っておきました。」


 彼女はベッドに腰掛けながら言う。

どうしても、あいつのある一部を目で追ってしまうんだよな、と考えてると

「ほら、また…」

と仁絵は頬を少し赤く染め、小さく呟く。


「俺が卒業したら、お前が一番年長だからな、あとは頼むぜ?もちろん、たまには様子を見に来るけどな。」

「えっ、何を言ってるんですか?私もここを卒業するんですけど?」


「えぇっ!?」 って、待てよ!

どう言うこった?


 ・・・、そう言えば、父さんから孤児院を卒業するのは18歳になってからと高校を卒業したらと聞いていたんだが??


「私、高校は飛び級で既に三年生です。

ついでに海外の有力大学の卒業に必要な単位も取得して卒業済みですよ?」

と、二度仰天させられる。


「いや、学校でほとんど姿を見なかったんだぞ?」

「通学は、他のみんなに騒がれるのが嫌であえて別にしていました。

それから、学校へ行っていたのは、高校に進学して最初の一学期だけでしたから。

 うちの学校、成績最優秀者は通信制に切り替えができて、たまにスクーリングで顔を出せば良いの知らないんですか?

それに特進課は別棟なので、学内で普段から顔を会わせないのも当然です。」


「えぇっ、知らなかったんだが…。」

俺をからかうようにコロコロと笑う彼女の顔は、本当に可愛らしい。


「それで、卒業後の進路なんですけど。」

仁絵が仕切り直して話を進めてきた。


「お、おぅ。」

「以前お話ししたように、大和さんをサポートします。」

「それって?」

「えぇ、私もプロのシーカー(探察者)になろうかと。」

「でも、お前、シーカーライセンスはまだじゃないのか?」


 シーカー(探索者)の資格は、ダンジョンを探索する為に必ず携行が求められる。

一応、国内でライセンスが取得可能で、持っていれば海外でも使うことが可能だ。

 発行機関は、日本シーカー協会だ。

 

 日本国内でシーカーになろうとすると、18歳以上の健康な者で30時間以上の学科と同じ時間の実技、そして検定を合格して初めて取得できる制度のことだ。

 日本の場合だと、頂点は特級で、成り立ては5級だ。

これが海外の場合だと頂点はS級、成り立てはE級やノービスになる。

ちなみに俺は、国内で既に4級、海外だとD級と言うことになる。

プロのシーカーとして認められるのは2級(B級)以上だ。


「私、もう3級シーカーですよ?」

とジーンズの後ポケットからパスケースを取り出し、ライセンスカードを見せてくる。

「ほ、本当だ。」


 俺は、今日、こいつに何回びっくりさせられた?

でも、矛盾が生じる。


「ま、待てよ。日本では18歳まで取れない、はず。ま、まさか!!」

「ピンポーン♪そっ、そのまさかですよ。」


 と、さも悪戯が見つかったかのようにニッコリと笑う。

実のところ、シーカーライセンスは世界統一の基準ではない。

以前は世界統一基準にしようと言う動きもあったのだが、アジアの強大国になった某国やヨーロッパ最大の独裁社会主義国の横槍、及び、それらに組する国の横暴で、ライセンスの統一化の話も立ち消えになったと聞く。


 だから、日本、アメリカカナダ、イギリス、EU、と言った自由主義連合である旧西側諸国などは、取得年齢が16歳以上(くどいようだが、日本や一部の国は例外的に18歳以上)で、かつA級(1級)シーカーの推薦が条件となる。


「義母さんの仕業だな?」

「いいえ、義父さんもですよ。」

「はぁ…。全くあの両親は」

と呆れ返ってしまった。


 要は、義両親共に第一線を退いたとは言え、1級のライセンスホルダー。

その二人の推薦を利用してアメリカでシーカー・ライセンスを申請。

学科は、ネット受講。

実技は、義母の時空間魔術の一つであるディメンジョンドア(青い猫型ロボットのどこで○ドアだと思ってくれ)で短期留学の形で行っていた訳か。

 そういえば、仁絵は昨夏にあまり姿を見なかったような気がする。


 ライセンス取得後は、拠点を日本に移し、俺が学校に行っている日中に義両親と

パーティーを組んでダンジョン・アタックを繰り返し、経験を積み重ねたと彼女から打ち明けられた。


 ちなみにだが、義父の神野源三(じんのげんぞう)はバリバリのインファイター(格闘家)で前衛。

武器も刀から剣、ハルバードなどの棹状武器、ハンマーなどなんでもござれだ。

後天性のトラ獣人の因子を発現している。

いわゆるワークリーチャーと違い、「満月を見ても狂気に走ることはない。ただ、

血が騒ぐだけだ」なんだそうだ。

トラ獣人の因子の発現が40歳を超えていたため、本当の年齢は80歳を超えている

らしい。


 義母の神野エミルは異世界転生者の先天性エルフで後衛の魔法師だ。

母が言うには、この世界はマルチ構造をしていて平衡世界の別世界に元々は住んでいたらしい。

 言い方は悪いがかなりの魔法オタクらしく、時空間魔法を研究(実験)していた時に失敗して肉体が崩壊。

魂がこちらの世界に転移し、ダンジョン内で受肉したんだそうだ。

そう言ったのを先天性因子を持った亜人、つまり「先天性亜人」、若しくは「オリジナル」と言うんだそうだ。

 本当の歳は、数えることが面倒…らしい。

聞くとすごい顔をして睨まれたことがあるから、とても怖くて。


 そんな二人がダンジョン内で出会い、恋に落ち、やがて孤児院を開くに至ったんだそうだ。

まぁ。それは別のお話だな。


 そうそう、ダンジョン内で受肉した先天性亜人と後天性亜人や常人の間に子供が生まれることは無いんだそうだ。

これは、この世界の豆知識な。


「大和さん、ごめんね。引いたよね?」

「いや、引いたと言うよりも、素直に凄ぇと思った。俺でも4級が精一杯だったのに。」

「大和さん、本気出さないから。」

「えっ、バレてたの!?」

「私、大和さんのことなら誰よりも知ってますから。

私にダークエルフの因子が発現して魔力暴走を起こした時、いち早く気がついて治めてくれた人です。

その時から大和さんは、兄さんではなく好きな人になったのですから。」


 そう仁絵は、最初からダークエルフの因子が発現していた訳ではない。

彼女がここに来て5年目、つまり11歳の時に発現した。

それと同時に魔力が暴走した。


 ダークエルフの因子が顕現した彼女は、頭髪などの体毛、瞳の色、肌の色が日ごとに変化していった。また、耳の先端が人間(常人)より尖っていった。純種(先天性)のエルフやダークエルフのように細く長い耳というわけではない。


 一般的に知られる魔力暴走は、エネルギーが爆発すると言うものが多いと言われる。それで、3割は死に至る。

後の2割は身体に障害が残る。

無事に抑えられるのは早期の発見と対処ができた半分ぐらいか。


 それも個人でいろいろだ。

仁絵の場合は、俺がすぐ近くにいたので対処が早かった為、比較的軽く済んだ。


 エルフもダークエルフも総じて魔力に優れ魔法師になる者が多いと言う特徴があり、ご多分に漏れず仁絵も魔法師のクラスらしい。


 ちなみに俺は、後天的にドラゴンの因子が発現した。

幸いにも魔力爆発のような暴走は起きなかったが、熱が43度も出てそれが一週間続いたそうだ。


 そんな記憶は俺にはないんだがね。

本気を出したら常人のクラスメイトなんざ潰してしまう。


 それに世間から亜人と揶揄されようと気の良いクラスメイトとの関係を崩すつもりもないので、俺は自分にデバフ(負荷)という枷の呪文を掛け、それなりを装っていると言う訳だ。


 あぁ、そうそう。あまり大きく言えないがデバフ(負荷)の呪文を自分にか掛けるというのはかなり効く。

肉体的にも精神的にもな。


「で、サポートするって、どうやって?」

「大和さん、次の日曜日って何か予定はありますか?」

「いや、別に予定はない。」

「それじゃ、一宮ダンジョンに行くので付き合ってもらえませんか?」

「まぁ、良いだろう。父さんに許可はもらっているのか?」

「えぇ、勿論。父様は渋ってましたけど、母様はイケイケでしたね」

とクスッと笑う。やっぱり、可愛いな。


「まぁ、義妹孝行か。なら、付き合わせて頂きますよ。」

とムスッと答える俺。なんか照れ臭いな。


「やった!デートだ!!」 さも嬉しそうに喜ぶ仁絵を見ていると、こちらも嬉しくなる。


ベッド脇の目覚まし時計に目をやると、そろそろ刻限も近い。


「おい、もう10時だぞ、そろそろ部屋に戻れよ。」


「はーい、兄さん。兄さんも早めにお風呂を済ませてくださいね。お休みなさい。」

 と言って、扉を静かに閉めて出ていく仁絵。


「あっ、そう言えば、新居のこと聞きそびれたか。

俺も、風呂がまだだったな。」


 独り言ちながら準備をして風呂場へ行く俺だった。

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